昨日、悲別で | Johnnyのブログ 「Welcome to the Moomin village」

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歩いて旅をしたい…

多くの事は望まない…

小さな幸せを感じていれば
それでいい…

昨日悲別で
少年が生まれ
昨日悲別で
少女と出逢った
明日悲別に
小さな灯がともる

「昨日、悲別で」
倉本聰

「昨日、悲別で」
倉本聰脚本のドラマ

1994年に上砂川駅は函館本線上砂川支線の廃止とともに廃止駅となった。

そして当時の駅が今の地に移設された。

上砂川駅、悲別駅……
2つの駅名が掲げられている。

駅舎には誰もいなかった……
周りに人影もなかった……

駅舎に「22才の別れ」が流れている。
「昨日、悲別で」のエンディングに使われていた曲だ……

当時のドラマのポスター、写真、脚本等が展示されている……

廃止当時の時刻表……

運賃表……

上砂川駅ともうひとつの舞台となったのが「悲別ロマン座」
倉本聰を中心に天宮良、布施博、石田えりなど出演者の皆さんが写った写真がある……

いずれにしても、遠い過去になってしまった……

(空知郡悲別町)
架空の町にしても切ない名前だ……
悲しい別れの町……

昨日悲別で飲屋が
つぶれた
昨日悲別で女の子が
生れた
明日悲別で
夢がはじける

倉本聰


https://youtu.be/AFM0G2JNEls

上砂川駅から10分くらいのところに、
「悲別ロマン座」がある。

まだたくさんの雪に埋もれていた……

今はオープン前のようだが中には喫茶店がある。

大好きな珈琲☕を飲ませて欲しかった……

かつてここは「住友上歌会館」という名前だった。
旧住友上歌内砿の職員厚生施設、つまり映画館だった。
しかし1971年に炭鉱が閉山すると廃墟状態になってしまう……
その後「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地になったあと、「昨日、悲別で」でも使われた。
現在は市内の有志によって保存会が結成され運営されている。
一度閉鎖されたが2008年に改装され開館した……


僕は大学生の頃、一度訪れた事がある。
何故、ここを選んだのかは覚えていないが、数枚の写真は当時の僕たちの全てを物語っている……


その写真は今、僕の目の前にある……


夏になるとルピナスの花が咲き乱れることだろう……

想い出とともに……



明日悲別に
小さな灯がともる……