昨年12月10日ぶりの【北海道あの駅に帰りたい】です。
前回に続いて札沼線を札幌に向けて走行します。前回は新十津川駅から於札内まで行きましたので、今回は鶴沼から5駅を紹介します。
【北海道あの駅に帰りたい117】
(約20年前の札沼線-鶴沼駅)
見かけも中身も物置小屋といったイメージですが、イメージ通りの物置です。
あっ、イメージ通りの駅待合室です。
利用者データはないのですが、ほとんど利用はないと思われますので、必用最小限の駅舎で充分なのでしょう。
20年後の今は……
何も変わってません……
1956年開業。
写真の奥側に用水路がありますが、用水路にホームがかかっている珍しい駅です。
【北海道あの駅に帰りたい118】
(約20年前の札沼線-浦臼駅)
裏には山があり、線路がある。駅舎があり、郵便ポストとバス停がある。
正に札沼線らしい駅舎だったのですが……
駅舎ファンにとっては、ある意味残念……
ということで、今は……
新しくなっちゃいました……
「ふれあいステーション」として「浦臼駅」と「浦臼町歯科診療所」が同居しています。
爽やかな空間です。
開業は1934年。歴史があります。
駅名由来はアイヌ語で「笹のある川」です。
【北海道あの駅に帰りたい119】
(約20年前の札沼線-札的駅)
「さってき」と読みます。
先程の浦臼駅は激変したのですが、後は建て替える理由が「倒壊の危険」以外見つからないところばかりです。いかにこの20年を耐えてきたかという視線で見てください。
札的駅の今は……
天気が良かったお陰なのか屋根の青さが際立ってます。風雪に長年耐えてきた姿は立派です。
ただ……この看板?駅名標?は、さすがにいただけません……
錆一色です……
よく見たら20年前も何だか解りません……
何とかしたいですね……
開業は1960年。駅名由来は「やせる川」です。
【北海道あの駅に帰りたい120】
(約20年前の札沼線-晩生内駅)
全国的にも屈指の難読駅名です。
正解は最後に。
心の中で「ばんなまうち」とか言ってませんか?(笑)
ところで札沼線の中でも名駅舎と言ってもいいでしょう。外観もそうですが、駅舎内もとても落ち着けるスペースです。
晩生内駅、今は……
いいですね……美を感じます……
1935年開業。駅名由来は「川尻が崩れている川」です。
因みに「ばんしょうない」でもありませんよ。
モヤモヤしながら、次!
【北海道あの駅に帰りたい121】
(約20年前の札沼線-札比内駅)
「さっぴない」と読みます。
ひとつ前の晩生内駅と基本的構造は同じだと思います。自動販売機は余計でした。
この駅もかなり落ち着けますね……
今の札比内駅は!
やはり自動販売機が消えました。
この駅は景色が美しいので好きな駅のひとつです。
1935年開業。駅名由来は「乾いた石ころだけの川」です。
浦臼からずっと川に因んだ由来ですが、札沼線は「乾季になって干上がる川」という由来が多いとのこと。
勉強になります。
ホームに立ち山側を眺めると……
北海道らしい景色……好きです……
実は次の駅は秘境駅で有名な「豊ヶ岡駅」ですが、まわりに店などがないため、ここ札比内駅で乗車券を売ってます。
因みにこんな券です。
これは乗車も出来るのですが、そのためでなくて想い出用です。
これのみ1種類しか売ってません。
駅前の国道275号線を挟んだ向かい側にある、昭和の香りしかしない「渋谷薬局」で販売中です!
それではまた!
次は大人気の「豊ヶ岡に停まります」
あっ、忘れてた……
正解は!
「おそきない」でした!