平成26年10月19日
快晴の今日、訪問した。
学校名が外された校門がある。
入ると直ぐに「桜山自然の家」の看板が目に入る。
目の前に広めのグラウンドが広がり、その奥に旧校舎があった……
緑に囲まれた大自然のロケーション、木造校舎の再利用、時を刻んでいる時計、自然の家とバンガロー、そして青い空。
素晴らしい環境だった。 最高だった。
「自然の家」の看板の下には学校名が残されていた。
向かって左側にはブランコ、そして体育館があった。どうせ時計は止まっているだろうと思って見ていたら、分針がピクッと動いた。
時計が動いてビックリするのも如何なものか……
左側手前にはバンガローが何棟が立っている。
シーズンオフということもあり、管理人室含め、誰もいなかった。
学校の横手に行ってみる。
木に触れる。
一枚一枚張り合わせた、その板は暖かい温もりに包まれていた。
きっと夏がくれば宿泊研修の学生たちで賑わう日もあるのだろう……
旧校舎の端に目立たないように開校70年周年の碑があった……
横には開校大正7年、閉校昭和62年、そして全卒業生743名と書かれている……
最後の卒業生は数年で40歳になるはずだ……
まだ校舎が残されているというのは、代えがたい喜びだと思う……
昭和の終わりに、日本の片隅で一つ学校が消えていった……
昭和62年 栗山町立桜山小学校廃校