朝からずっとマスコミの一斉攻撃 | 真夜中の砂布巾

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真夜中にネットをさすらっている中年おやじの、たわいもないひとりごとです。

昨日も書いた福岡の「いじめ自殺事件」ですが、テレビのワイドショーなどがこれでもかと、繰り返し教師や校長を非難し続けています。

そんな風潮に乗せられないで、少しは冷静に考えて見ましょう。

確かに現在の教育現場には多くの問題があります。教師の質の低下もありますし、校長や教育委員会の事なかれ主義、隠蔽体質にはあきれることも多いのが現実です。

では、こういう現状に対して、マスコミや世論が個人攻撃をすることが現状の問題の解決になるのでしょうか?

私も3人の子持ちですから、自殺した生徒の親の気持ちもわかります。あのように声を荒げて非難する気持ちの無理からぬものと考えます。

しかし、その場面を何度もテレビで放送し、視聴者の感情に訴えて教師たちを吊るし上げることが問題の解決につながるのでしょうか?はなはだ疑問です。

この教師や校長、教育委員会の委員などが処分されて、それで事が終わるのでしょうか?

このままでは、担任教師や校長など矢面に立たされた人たちが、自殺など最悪のケースにいたることも危惧されます。マスコミにあおられて、無責任に非難の声を上げている人たちはそういう結果を望んでいるのでしょうか?

考えてみてください。担任教師も校長も特別な人間ではありません。もし自分がそのような立場に立たされたらどうでしょうか?

このように、直接事件に関係した教師や校長だけを吊るし上げる、西部劇の隣地のようなことを繰り返していては事態は悪くなる一方です。この報道を見ている全国の校長は戦々恐々に違いありません。
これは、隠蔽体質と事なかれ主義を助長するでしょうし、現場で子供たちに指導をすることを難しくします。

自殺の原因は、心の問題ですから直接的に何が原因になったかということは非常に判定が難しいものです。

他の人ならばなんでもないことが、当人にとってはひどく傷つくことだったと言う意見を聞きます。
では、どの人に、何を言ったらひどく傷つくのか、簡単にわかることでしょうか?
注意深く観察したらわかるのでしょうか?
とても難しいことだと思います。まして現場の教師は児童心理学のエキスパートではありません。

このように、自殺という結果に対してあまりにも重い責任を追及されてしまうと教師という職業が
とても恐ろしいものになってしまいます。

そういう方向に進むことが、本当に子供たちや教師にとってよいことなのか?
大いに疑問に感じるところです。