不妊治療⑩D4 自己注射開始

ここ数週間で、今までの採血恐怖症を上回る注射針への恐怖心を植え付けられた私にも、ついに自己注射開始の日が訪れてしまいましたOh…

体外受精には、いろいろなやり方が存在し、その中でも、私はショート法という方法で治療を進めていっています。

生理が始まって3日目に受診。

問題なければ、卵巣を刺激して卵をたくさん作るための自己注射が開始します。

病院に通って注射してもらえるCLもあるようですが、私の通うCLは、基本的に自宅で自己注射です。

自己注射指導が終わった後、どうせまだ何週間も後だし～と、注射のことなど忘れ、のほほ～んと過ごしていた私ですが、生理が来たのが、組織診の2日後

乳房激痛のため、その3日後に運転できるかが不安でした。

受診日がなんとか夫の休日の土曜とかぶってくれないかと祈りましたが、無情にも、3日後は金曜日

あと1日遅ければ……

しかし、生理が来たのが水曜の夕方であったため、一縷の望みをかけ、CLに、

「水曜夕方に生理が来た場合、金曜と土曜、どちらに受診するのが良いでしょうか？土曜だと遅いでしょうか？」と問い合わせました。

すると、CLのかたが経血量や現在のコンディションなどを聞き、長考されたうえで、

「土曜日の受診でお願いします」とおっしゃった。

おおっ

「金曜、院長が出張で休診なんです申し訳ありません」

そっちか！！

なんと、偶然にも、金曜が休診のため、土曜受診できることになり、当日は夫に送迎してもらえることになりました（コンディションによっては木曜受診になっていたのでしょうか）

助かったー

当日、女性だらけの空間で身を縮めてもらうのも悪いかと思い、夫は車で待機 or 周辺に出かけておいてもらうことにしました。

（家事に送迎にと、いつもありがとう）

土曜の病院内は混み合っており、2時間程度待ちで呼ばれたのですが、

この日は、診察室でなく、初っ端から内診室に通され、面食らいました

おっぴろげた状態で、先生と、カーテン越しに ご挨拶えっ

どこの病院もそうなのだと思いますが、慣れていないので、多少気まずかった。笑

しかも、生理中の内診って、内診台や床がスプラッタにならんのか？

と心配していたのですが、ピルの影響かどうか分かりませんが、2日目あたりから、出血が一旦止まったかと思うほど少量になってしまい、たいして台は汚さず済みました。

しかし、初体験の生理中の内診は、痛みの連続だった…私だけか？

前回なんともなかったのに、器具が入っただけで腰が浮きそうになり、超音波を左右にグイグイされた時は、うっかり呻きそうになってしまった。

こんな痛かったっけ？

よっぽど、「先生、痛いです」と口をついて出かけたが、必要な情報を得られなければ次へ進めないと気づき、なんとか言葉を飲み込んだ。

生理中は痛みに過敏になるというのを、身をもって体感しましたなるほー

その後、診察室に呼ばれ、今日から自己注射が始まる旨の説明がありました。

「ＨＭＧ4日…」

という先生のつぶやきに合わせて、背後の看護師さんたちがササっと注射や薬を準備し始める。

その間、先生がじっとモニターを見つめていたのですが、タッチペンで手書きしたカルテの内容を見ながら長考し、

「あ、やっぱり、ゴナール…」とおっしゃった。

それに合わせて、看護師さんたちが、また薬を手早く準備し直す。

理由を聞き忘れましたが、どうやら、注射の種類が変わった模様。

別室でそれらの受け渡しと説明がありました。

注射は、指導の時のアンプル＋本格的な注射器ではなく、糖尿病患者さんが使うようなペンシルタイプのものでした。

先日、自己注射の手順↓長々まとめたんやけど…ちょいがっかりしたようなしないような

『不妊治療⑦自己注射指導』

肩透かしだったものの、なぜかは分かりませんが、手順が簡単なうえ、針が細く短い注射器になりました。

ラッキー

打って帰るかどうか聞かれたので、その場で打って帰りました。

私の場合、針を刺すまでに時間はかかりましたが、手順は簡単。

空気抜きも逆血確認もなく、針つけて、消毒して、刺して入れるだけ

針を刺す恐怖にさえ打ち勝てれば楽勝です

しかし、前回、そんなに痛かった覚えがないのですが、今回、まあまあ痛かった

最初はそこまで痛くなく、おっこれならいけそうと思ったのですが、

10秒待って抜針指示があったので針を抜いてみると、針先から薬液がボタボタ落ちてくる。

？？

看護師さんが注射器を見て、

「あ、全部入ってないですね」

「もう一回刺しましょうか」

と、おっしゃられた。

？！

まさかの刺し直し指示

1回目刺す時、「しばらく時間をください」と、時間をかけて決意を固め、決死の覚悟で刺した私には、もう一度刺してくれとは、有罪判決のようなひとことでした。

どうやら、押し込むのが上の遊び部分だけかと思っていたら、下の部分も全部だったらしい

「モ…モウイッカイ？」

ショックのあまり、片言になる私をよそに、

「横のあたりがいいかもしれませんね」

と、すごくいい笑顔が返ってきた。

決死の覚悟で刺し直すと、刺すまでかなりオロオロしていた患者の様子を見た看護師さんが、

「ここまで全部入れますね～」と、私の指の上から手を添えて押してくださるのですが、慣れておられるので、注入が早い早い。笑

「あ…い……痛……」

と、つい声が出たが、ベテラン看護師さんの手は、この程度の泣き言では止まらない

グイグイ注入される痛みに耐えかね、

「ち…ちょっとだけ待ってもらっても…？」

と、さすがにストップを申し込んだ。笑

薬液は、ゆっくり入れると痛くないようです

そして、この日から、注射針恐怖症をこじらせた私と注射針との激しい戦いが始まりました。

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今回処方された薬品類

■ゴナールエフ皮下注ペン900

■ブセレリン点鼻液0.15%「F」

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本日のお会計

■保険適用（17,750円）

　 超音波検査

　 ゴナールエフ皮下注ペン900 * 1筒

　 ブセレリン点鼻液0.15%「F」* 1瓶

 

本日の合計 17,750円 

不妊治療にかかった費用累計 49,344円