参考になる記事を探しておられる方のためにも記事を残そうと書き始めた乳がん検診再検査の記事ですが、初っ端から、参考資料というより、主に私の痛みの実況中継となってしまったため、今日は真面目に検査の内容をまとめようと思います
乳がん検診で再検査になった場合、大まかに、3つの方法の中から生検が行われるそうです。
(それでも判断付かない場合は外科的生検とかもあるらしい)
穿刺吸引細胞診
・細い針を腫瘤に刺して細胞を吸引する。
・麻酔不要で、痛みや出血、その他のリスクなどがあまりなく、費用も安い。
・良性の可能性が疑われる場合に選択される。
コア針生検
・エコーで病変部を確認しながら、細胞診よりも太い針を刺し、 細胞診のようにばらばらの細胞ではなく 細長い塊(組織片)として採取して診断する。
・ばねの力を利用して組織を切り取る方法 で、採取時、バチン! という大きい音が鳴る。
・2ミリ程度と針が太いので局所麻酔が必要。
・検査後、血腫ができる可能性がある。
・とはいえ、そこまでリスクの高い検査ではない。
・非触知石灰化病変や、悪性が疑われる場合に適している。
吸引式乳房組織生検
・医師いわく、鉛筆ぐらいの太さの針を刺し、組織を吸引しながら採取して診断する。
・マンモグラフィーなどの機械を使用しながら行う場合が多い。
・3~6ミリと針が太いので局所麻酔が必要。
・5ミリ程度皮膚を切開して針を刺す。
・前の2つの検査に比べ、合併症など多少いろいろなリスクが高くなる。
・割と新しいタイプの検査で費用が高め。
・非触知石灰化病変や、悪性が疑われる場合に適している。
私の場合、
産婦人科で乳がん検診受診。
エコー検査で繊維線種の可能性が高いと診断され、乳腺専門CLを紹介される。
乳腺専門CLで、マンモ、触診、エコー、穿刺吸引細胞診を受ける。
穿刺吸引細胞診の手順ですが、
ベッドに横になり、消毒され、見た目がゴツイ注射器を刺され、吸引して終了です。
麻酔はしませんが、注射自体の痛みはほぼありません。
針を抜いたら、10分ほど刺した部分を自分で圧迫。
圧迫中、5分ぐらいで手がダルくなるのが最もしんどいという内容の検査でした
検査を受けるだけなら、たいして苦痛はありません。
ベッドに横になり、ジェル投下、消毒のうえ、超音波の機械を該当場所に当てたまま麻酔をし、注射器を刺します。
その後、バッチンという音とともに組織採取されますが、おおむね無痛の方が多いようです。
痛みを感じた場合は医師に伝えれば麻酔を追加してもらえるので、我慢せず伝えた方が良いと思います。
抜針後10分間圧迫止血します。
圧迫は私の場合、最初の方は麻酔が効いているためか無痛でした。
最後の方、麻酔が切れ始めるとちょっと痛みがありましたが、耐えられないほどではありません。
(中には、肋骨折れると表現される方もおられるため、看護師さんの加減によるかも)
血が出ないことを確認したら、大き目の絆創膏を貼られて終了。
当日、入浴はできませんが、シャワーは浴びられます。
帰宅後、血が止まらない、針を刺したあたりがポッコリ隆起してきた(多分血種)などの症状が出た場合は病院へ相談のこと。
というかんじです。
ほとんどのかたが、検査後、さして痛みを感じず、痛み止めの処方が必要になる方はあまりいないそうです
私のは、直前にダメージを与えまくり、針を刺しまくり、そこそこ出血し、そこから回復しない状態で早々に次の検査をしたのもあり、あくまで例外中の例外ですので、ご安心ください
そして、私と同じく、マンモグラフィーで痛い思いをし、トラウマとなってしまった方に朗報です
ご親切なかたから、コメント欄で教えていただいたのですが、乳がん検診には、MRIのほかにも、無痛の検査機器が存在するそうです
その名も、
ABVS(超音波自動ブレストボリュームスキャナ~)
乳房を輪切りにした映像を撮れる機械で、寝たままジェルをつけ、機械をそばに持っていって撮影するので、挟んだりつぶしたりする痛みがなく、総合病院などに置かれているそうです。 (コメント一部引用させてもらってます)
MRIは、まだ都会県にしか置かれていないようですが、こちらは、都市でなくても置かれているようです。
痛みや恐怖心の強いかた、ぜひ総合病院などに問い合わせてみましょう
需要が上がれば機械も普及し、知らずにつらい思いをする方も減るはずです
情報、本当にありがとうございます
病気をするって、治療だけでも大変ですが、それに加えて、検査も大きな負担になります。
いつか、すべての検診や検査が苦痛なく受けられる日が来ると良いですね