朝方ようやく眠りについた後。。。。
朝7時頃。
目の前に助産師さんと先生がいた。触診の時間だった。
寝ぼけてると、早速触診開始。
やはり激痛!!!!!!!
「寝てる所ごめんね、子宮口はバッチリです。じゃあ破水させるからリラックスしててね。痛みはないから安心してください。」
寝起きで寝ぼけてる上、触診の痛みでパニック。プラス破水と聞いてビビるも気づくともう汁?が出て来た。
コレが破水かぁ。なんてのんきな事を考えていた。
助産師さんが「じゃあ、まだ時間かかるかもしれないしあったかいシャワーでも浴びてリラックスしておいで」と。
え?今? と思いましたが言われるがまま恐る恐るシャワーへ。
ここら辺から陣痛がまたもやレベルアップ!
生理痛の激しい時の下腹部痛に加え、腰痛と恥骨痛が同時に襲いかかってくる。
痛みで息が出来ない、プラス 陣痛中は立っていられない。。。。。
どうにかこうにかシャワーも終わり、とうとう陣痛促進剤投与開始。
プラス痛み止めとして、ボタン式の点滴みたいなモルヒネ開始。
これは、痛みが感じたらボタンを押して自分でその都度投与出来るという優れもの。
もちろん一度に投与出来る量はちょっとで、制限もかかってるので押しまくっても過剰に投与出来ない様になってます。
しかし…すでに割と強い陣痛と促進剤を使ってるせいかこのモルヒネ全く効き目なし。
痛みが強くトイレに行ったっきりベットに戻れなくなってしまい床に這いつくばる。
助産師さんの提案でガス吸引開始。
これは陣痛と同時に吸引を始めると体がフワフワしてくる痛み止めのガス。
吸引を止めるとすぐに元に戻ります。歯医者さんとかでよく使用されてるやつです。
吸引を何度が試みるも痛すぎて段々コントロール不可に。
痛みをこらえると息は止まるし、息をしようと頑張ると叫ぶ様に声が出ちゃうし
痛みでガスを吸うマウスピースを持ってる手は震えるしで大騒動。
過呼吸気味になり助産師さんに促されて精一杯息を吐く。
もうコントロール不可なので無痛分娩に切り替えるべく二人目の助産師さんと先生を呼ぶ。
まだまだ時間がかかると思われてましたが、時既に遅し。
激痛と共に赤ちゃんが降りて来た気配を感じた私は「いきんでもいいですか。」と聞いてみた。
「見て見るから仰向けになって」と助産師さんに言われ触診したら足が出てきてる。と。
(逆子ちゃんです。)
また陣痛で苦しんでると助産師さん2と先生が到着。
先生に「ベッドに頑張って上がって」と言われ、
全力を尽くしてベッドに戻り横になった瞬間また陣痛。
もう我慢出来ず勝手にいきんでしまいました。
そしたら…足から首まで一気に出てしまいました!!
まさかの事態に病室は大騒動。
先生も助産師さんもまだ手袋もしてない状態だったのでなんと素手で赤ちゃんをキャッチしてくれたという…なんとも。
そして次の陣痛と共にかわいいかわいい1940gの男の子、ルー君を出産しました。
パパ似のパッチリ二重の線がありました。
目は閉じてスヤスヤ寝てるようなルー君。
お肌もスベスベで本当に愛おしい。
鳴き声は聞く事ができなかったけれど、
妊娠・出産が経験出来て、我が子の顔を見る事ができて、
ママは本当に本当に幸せな瞬間だったよ!!!
産んだ直後は、ルー君が死んでしまった悲しみより
ルー君と会えた喜びの方が大きくて幸せいっぱいでした。
全然悲しくなかった。嬉しかった。
私、ニコニコしてました。
ルー君、私たち夫婦の元に来てくれて本当に本当にありがとう。
これからもずーーーーっと一緒だよ。
見守っててね。 大好きだよっ