2024年3月の塔分補給(1) | すとれいと・びるど/ver.2a

すとれいと・びるど/ver.2a

snowwind-b3の、プラモな日々。ヤフブロから引っ越してきました。
のんびり、のんびり。ひたすら素組Only。塗装・スミ入れ気が向いたらね。

中旬に雪が降ったりして、ちと驚きました。
1月2月より寒かったかも?



今月は、喜多方市(旧・熱塩加納村、山都町)で二十三夜塔の発見がありました。

旧・熱塩加納村で2件。
大きな巳待塔の左にかわいい二十三夜塔。


もう一ヶ所。


旧山都町で1基。もともとは道路を挟んだ伊豆神社の参道にあったものが、車道整備に伴い移設されたのか?などと勝手に想像。


会津盆地の北側には「廿」の文字は少ないように思える。気のせいかな?

「二十」表記の月待塔の分布
続いて「廿」表記の月待塔。
「二十」表記のほうがそもそも少ないようだけど、磐越自動車道の南北で分けて見ると、


変わり種。
三猿がいたので庚申塔?と思ってみたものの、他の面はのっぺらぼう。(造立年は彫られているのかもしれないが、浅くて風化した?)
上の方に瑞雲を伴った日月が彫られているので、こちらが正面なのは間違いなさそうです。ただし青面金剛の主尊銘や像容が認められません。青面金剛ではなくが二鶏が主尊?
三猿、二鶏と青面金剛が単独で彫られて三基セットになっている例は他で見たので、組になっているものがないかと付近をざっと見回しましたが、この他に庚申塔らしきは見当たりませんでした。

代わりに?
破損した供養塔は、造立の干支が
おそらく「辛(かのと)巳」。
安政四年丁(ひのと)巳よりは、文政四年辛巳と思われ、さらに和暦の干支が求められるサイト 

によれば、同年10月16日の日干支が癸巳なので、
巳待塔なんじゃないかな〜?とは思う。

破損といえば。
地震で倒れたのでしょうか、正面が破損していたもの。湯と山の字が見えているので、典型的な湯殿山塔。
と思ったら、
側面に
羽黒山と
月山が彫られていて、
「ひと粒で3度美味しい」的な出羽三山塔でした。

ほかに。
雁字搦めにされた
巳待供養(羪)塔とか
倒伏して文字が読めない石塔とか。
キレイにしてそのお姿を拝したい!
とは思うけど、所有者管理者に無断で手を出すわけにもいかないので、そこはグッと堪えてます。www


久しぶりに、ちょっとリッチな塔分補給となりました。


庚申塔 11件
巳待塔 13件
甲子塔 1件
出羽三山塔 5件。