わたしが
すこぶる具合が悪かった時に
出会った一人の女性
彼女は
某百貨店の
某化粧品売場に
勤めている女性でした
彼女と出会ったのは
かれこれ5年前になります
一番具合が悪かった時の
わたしをよく知る
数少ない人の一人でした
その化粧品売場は
いつもあまりお客さんが
いなかったこともあり
売場のカウンター席に
座らせてもらっては
彼女に色々涙ながらに
話をきいてもらい
慰めてもらい
励ましてもらい
どれだけ
彼女の存在に
助けられていたか
はかりしれません
5年前のわたしは
笑顔も全くなく
いつも泣きじゃくって
死にたい 死にたい
とそればかり
彼女に言っていました
仕事とはいえ
彼女はそんなわたしを
ずっと
受けとめ続けてくれました
そしてそこに
接客を越えた
人としての暖かい心を
感じたからこそ
わたしは
彼女を求め続けたのだと
思います
そんな彼女が
離職して
遠くにいってしまうことを
昨日
彼女の口から聞かされました
涙が溢れました
彼女も
涙を流していました
人と人との出会いって
不思議ですね
彼女とは
友人という関係では
なかったけれど
この5年の間
育み温めあえた心の繋りが
あったと深く感じます
彼女との別れは
すごく悲しいけれど
彼女がいなくなってしまうこの街に
心が迷子になってしまいそうで
不安だけれど
でも
別れの先にきっとある
新たな出会いに
希望を持ちたいです
ありがとう
みさきちゃん
あなたは
わたしの人生の中で
〈友〉でした
ほんとうに
ありがとう
一生
忘れません