中学生に入った頃から、新書や文庫を読むようになりました。
新潮社の文庫には紐(スピンというらしいです)がついていますが、大抵はあやまって閉じてしまうとどこまで読んだか分からなくなってしまいます。
そして、当然の事ながら栞を使う事になります。
最初はレジの横に置いてある、紙製の栞を使っていました。
また本を買うと中に挟まっている場合もある為、たまに更新していました。
そして、ちょっと色気がついてきて、和紙で出来た栞を購入しました。
うーん、高校生の頃だったかもしれません。
これはとにかく長く使い続けました。
恐らく15年くらい。
そして、その後でアルミみたいな材質で出来た栞を使いました。
透し彫りになっていて、青いセロファンが挟み込まれていました。
イルカが彫られていて、とても爽やかでした。
とてもお気に入りなのですが、固いというのが玉に瑕です。
本を読ん際に栞を表紙の裏に挟むのですが、固いので本が上手く曲がらず気になってしまいます。
また、引っかからずすぐに落ちてしまったりしました。
そんな葛藤を抱えていたある日、妻から栞をプレゼントされました。
木で作られています。
いい感じの薄さと、曲がりやすい材質でとっても使いやすそうです。
ただ木なので、ポキリといきそうで使う時ちょっとドキドキします。
自分がおっちょこちょいなのを自覚しつつ、大切に使っていきたいと思います。