芸術とは考察 ポルーニン | ヒーリングサロンCaress of Venusセラピスト テラオユキのブログ『LOVE&BEAUTY~魔法使いの生活~』

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芸術とはなにかについての
セルゲイ・ポルーニンのインタビュー記事
 
 
 
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英国ロイヤル・バレエ団史上最年少の元プリンシパルで、バレエ界きっての異端児として知られるダンサー、セルゲイ・ポルーニンが、ドキュメンタリー「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」の公開を記念し来日。4月26日に都内で会見し、27日には、東京藝術大学奏楽堂でパフォーマンスを披露した。
 
 映画は、「ヌレエフの再来」と称され19歳で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとなるが、わずか2年後に突如として退団を発表。本人や家族、関係者のインタビューなどを通し、ポルーニンの真の姿に迫る。
 
 ポルーニンは、歌手ホージアのグラミー賞ノミネート曲で、劇中にも登場した楽曲「Take Me To Church」にあわせた華麗なパフォーマンスを披露。パイプオルガンを背景にした荘厳な雰囲気の中、優雅かつ躍動感溢れるダンスで観客を魅了した。
 
 イベントでは、東京藝術大学美術学部准教授でクリエイターの箭内道彦氏が聞き手を務め、映画や芸術について質問を投げかけた。芸術をどう捉えるか?と尋ねられたポルーニンは
 
「美をつくり、人の心に通ずるもの。
日々の生活が完璧であったななら、アートはいらないのと思うです。
世界には足りないものが多く、それを補うのが芸術だと思います。
戦争やテロなど悪いことが溢れているからこそ、芸術は優雅で美しいものとして存在する。
芸術家は世の中を導くことが出来る存在、政治家もクリエイティブなビジョンを持つべき。
どんな仕事であってもクリエイティブであれば、みなアーティストだと思うのです」
 
と持論を述べる。
 
  若者へのアドバイスを求められると、
 
「勇気を持ってください。
例えば、飛行機が離陸するとかなりの高度を持った場所で安定しなくなる。
そうなると、安定する場所まで降りようとするのが人間の性質だと思うけれど、安定しない高さで、高いまま必死に維持しようとするそういうイメージを私は持つようにしています。
失敗を恐れず、そうすると前進することが怖くなくなるのです。
そして、自分にとって心地のよい環境を探すこと。
孤独を恐れず、静けさの中に身を置くこと。
本の中にすべての答えがあるわけではありません。
自然のエネルギーに耳を傾けると、自分しかわからない答えが見つかることがあります」
 
と助言する。
 
  最後に、自身のゴールを問われると
 
「世界を一つにすることがアーティストの仕事だと思うのです。
このことに気付くのに何年もかかってしまいましたが、地球上に人間がいて、家族があって、愛があって、国や文化が違っても基本的には同じこと。国境はいらないと思います」
 
と穏やかな口調で語った。