針のショールに包まれているよう | 世間は私が思うよりも甘くはありませんが、あなたが思うよりも厳しくはありません。

一日目のお泊りは、オトモダチだったころもあまり親しくなかった彼女。

二日目のお泊りは、あの子についていろいろぶちまけた元クラスメイト。

三日目のお泊りは、あの子。


あの子が、聞こえよがしに調子よすぎだよね!

なんていってたのを知っています。


あとの二人も、何も言わず微笑んでいたのも知っています。


三日目そっちに逃げてもいいよね!

なんて笑いながらいってたのも知っています。


別にわたしは三日間一人ですごしてもかまわないし、

そうしていただいたほうがはるかにありがたいのですが、

それは言えませんでした。


先生が見回りに来るからそれは無理、

と冷たげな声で元クラスメイトがおっしゃっていたのに

救われたわたしも相当歪んでいるなとおもいました。