私はあなたを救いたくて手を延べた
けれどあなたは この暗闇が好き とその手に背を向けた
泣きながら追いかける私を 振り向かない優しさで つきはなしてゆく
あなたがくれた、私の光と
あなたが住まう その闇と
取り替えっこが叶わないというなら、せめて
私は、この光を放棄して
あなたのいる永久の闇へと堕ちて行こう
ふたり、どこまでもどこまでも
底にたどり着くまで堕ちて行こう
あなたとふたりなら
怖くはないのだから
そして、その途中に
闇だからこそ見える満点の星空が現れたなら
その一番輝く星を指差し
あなたに言うんだ
「私は、あそこから 来たんだよ」
「あの光はあなたがくれた光なんだよ」
ストックを載せたり、思いついたまま書いたりして、もはやこの詩を過去に載せたかどうかもわからない