うた | 津々浦々を徒然と行く。

津々浦々を徒然と行く。

まあ、色々と。色々と。




「死にたいの」



そう言って

自分自身を傷つけたあなたは




多分 死にたいわけじゃなく


痛む腕を抱え
流れる血のぬくもりを感じ



生きていることを証明したかったのかもしれない。





「私はここにいるよ」と、言いたかったのかもしれない







腕からおちる雫の色は、同じように赤いのに


目から零れる涙の色は、どうしてこうも違うのだろう。