※食事中の方は閲覧を控えたほうがよいです
ということで、ちょうど浦添市民球場でキャンプをしていた、プロ野球の スワローズの選手の挨拶や、浦添市民にしかわからないラジオ体操などを行い
「では、10kmコース、スタートです!!」の声と同時に、我らのウォーキングが始まった。
意気揚々と写真をとりまくるkouseiと、被写体ジョン。
もう気分も絶好調な時に
紫苑「ちょっと待て。う○こしたい。」
うむ。あれは一気にしらけたな。
そして、う○こを手際良く済ませて、8:50。スタートからつまずいたが今度こそ出発。
無論、最後尾でのスタートになるが、俺たちに焦りはない。
ジョンの地元であり、昔の遊び場にほど近いこともあり、ジョン解説付きの楽しい出だしだ。
なんとかウォーキングの列にもついて行ってるし、特に心配はない。
そして歩き始めて、15分。
再びこの男が口を開く。
紫苑「やばい。またう○こしたい。」
ジョン「はぁ!?さっきで全部出せや!なぁ!kousei!」
kousei「すみません。僕もう○こしたいです。」
ジョン「ちょ・・・お前らコンディション整えてから来いや(´Д` )」
紫苑・kousei「すみません。(・ω・`)」
最後尾の三人。
ここでまさかのコースアウト。
近くの図書館にトイレを借りに行く。
だがしかし、日曜だった&開館時間前なので借りれず、さらにコースから遠のいた場所にある、浦添社会福祉協議会に行く。
ニ十分後、再スタート。
まずはコースに戻るように進む。
すると
はるか先に、たすきをかけた大会関係者の人が早歩きで歩いてるのを確認。
紫苑「あの人も参加者かな?いまから追い抜いて上位狙ってるとか(笑)」
kousei「あははー(笑)」
ジョン「いや、あれどうみてもコースアンカーだろ。」
紫苑 kousei ( ゚д゚)
ウォーキング開始から15分。
コースアウトまだしも
よもや大会規定からもアウトするとは思わなんだ。(´Д` )
これはマズイ。
最悪、失格扱いだ。
急いで、アンカーを追い抜き、何事もなかったようにしれっと歩くしかない。
少々ペースをあげる三人。
すぐ前にいるアンカーを追い越す。
完歩という大きな目標の為には、小さな目標をひとつずつこなしていかねばなるまい。
今や真のアンカーとなった俺たち三人は、まずは最後尾を抜け出すことを優先する。
ペースをさらに早める三人。コースアンカーの背中が近くなる。
というところで、まさかの信号待ち。
遠ざかるアンカーの背中。
それはやがて諦めた夢のように儚く消えて行く。
だけど俺たちに不安の色も絶望の色もない。
清々しい顔をしていた。
いや、う○こをしたからではない。
そして、完全にコースアンカーの背中が見えなくなった時、自分たちは共通の意識を持ち始めた。
紫苑・kousei・ジョン「going my way」
つづく