札幌市東区にある札幌飛行場(通称:丘珠空港)の滑走路除雪作業を撮影してきました。
丘珠空港は官民共用の空港で、陸上自衛隊が運用しています。
除雪作業は丘珠駐屯地業務隊・飛行場管理班が行っており、昼夜を問わず作業が行われています。

まずは深夜に行われていた作業から。
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午前3時頃に到着した時は、1台の高速除雪車が滑走路の末端で作業していました。暗い滑走路を高速除雪車のライトが照らします。

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積もった雪が多い時は、この巨大なフロントプラウとサイドウイングを装備した高速除雪車で除雪していきます。

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サイドウイングも駆使し、雪山ギリギリまで寄せています。

他にも作業している車両がいましたが、300㎜のレンズではこれが限界です…
寒いし、暗くて上手く撮れないので一度帰宅しました。

そして午前10時頃に再度訪問。
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今度はスノースイーパー車が作業を行っていました。
隊列を組み、フロントの回転ブラシと荷台のブロアで路面の薄雪を飛ばしていきます。

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滑走路で作業していた6~8号車は、SWEEPSTER社のスイーパーを架装していました。

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滑走路の長さは1500m。
スイーパー車が何度も往復し、路面をブラックトップの状態に仕上げていきます。

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滑走路脇に寄せられた雪を、ロータリ除雪車(日本除雪機製作所 HTR405)が路外に飛ばしています。

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作業完了!

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自衛隊のジープが滑走路に登場。路面の状態を目視で確認します。

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そしてもう一台、航空局の連続式摩擦係数測定車が登場。
走行しながら路面の摩擦係数を測定します。

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飛行機の着陸を待っている間に写真の様な地吹雪になったり、急に晴れたりと天候が目まぐるしく変化していました。滑走路の管理は大変そうですね。

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20分ほど待つと遠くから機影が

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無事に着陸!

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釧路から飛んできた、北海道エアシステム(HAC)の機体でした。

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その後もHACの機体が次々と着陸。除雪作業の影響で遅れが出ていたようです。

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HACが所有する3機の全て揃いました。

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最初に着陸した機体が、乗客を乗せ再び大空へ

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丘珠空港の発着便数は必ずしも多いとは言えません。しかし北海道の重要な交通手段の一つです。この交通を麻痺させないために除雪作業は続きます。