皆さまご無沙汰しております。
前回の更新から2ヶ月が過ぎ、いつの間にか秋になっていました(汗)
遅くなりましたが、寒地土木研究所一般公開の続きをご紹介します。
歩道のツルツル路面を解消し、歩行者の転倒を防止する「雪氷路面処理装置」の展
示が行われていました。
歩道用の小型除雪車に装着して走行することで、ローラー表面に付いている突起が歩道の氷板を砕き、ツルツル路面を解消するという装置です。

この装置は2014年に釧路市で開催された「ふゆトピア」でも展示されていましたが、その後一部改良が加えられています。
ふゆトピアの記事( http://blogs.yahoo.co.jp/magpatngk/10800950.html )
2014年の時点では、ローラー後部の排雪部には直線状のエッヂ(水色)があるのみの形状でした。

今年展示された装置には、エッヂ(黄色)の後方上部にVプラウが設けられていました。

設計担当の方に話を伺ったところ、以前のエッヂのみの形状では雪が前に押されて溜まってしまうため、エッヂの後方にVプラウを設けて排雪性能を向上させたとの事でした。
着々と進化を続けるこの装置は今年度が開発期限との事でしたので、今年の冬は最終段階のフィールド試験が行われるかと思います。
前回紹介した「ロータリ除雪車対応型路面清掃装置」のように、実戦配備される日も近いかも知れません。