三十代にしがみついている私と、四十代に足を踏み入れてしまった夫
結婚と同時に上海駐在として単身赴任することに。
遠距離生活で、通い妻で、アラフォー夫婦が子供を欲するとどうなるのか
私たちの事例でご紹介。
タイミング法といっても、タイミングの合わない遠距離生活夫婦にとっては至難の技。
数回試したけど、現実そんなに甘くない。
だから、そんなステップはほぼほぼすっ飛ばして、
やってきました運命の日・春節
【春節の一時帰国=精子凍結日】
ドキドキドキドキ
夫はもっとドキドキ、というか冷や汗
休診日と、約1週間という滞在日数と、我々の旅行日程と、採取日と採取日の間の禁欲日数(2日〜4日)をやりくりして、チャンスは2回。
これってつまり、せっかく一時帰国しても自然妊娠のタイミングをとることは叶わないということ。
そんな余裕があったら、1回分でも多く凍結するべきなわけ。。。我々の場合
不妊治療というのは、様々なタイミングで《選択》を迫られるものです。。
人生は選択の繰り返しふぉ〜
数ヶ月病院に通って知識を深めてきた私とは裏腹に、協力的ではあるけど、きっと気持ちと知識がついてきていない夫。
『難しいこと考えずに、アンタは出すしかないのよ』
と。
決して口に出してはいけないだろうセリフを心の中で呟きつつ
精子凍結保存の同意書に記入して、いざ!
事前に病院からファンシー極まりない紙袋に入ったカップをいただいて、朝の9時きっかりに提出。
男性陣、カップに出すのって大変みたいですね、、、女の私にはわからないけど
9時に提出して、問題なければそのまま 冬眠 凍結処理へ。
量だったり、なんらかの問題があると、凍結を進めるか否かの判断を仰ぐための電話がかかってくる。
ここでも選択なのです。
この時は2回とも冬眠してもらえることになり、ホッと一安心。
良い子で寝ててね
実はこの数ヶ月後、お疲れモードの中一時帰国した際は提出後に電話がかかってきて、それはそれは申し訳なさそうな声で『量が規定に達さず凍結処理厳しい』旨言い渡されました。
この場合は夫に半ギレ仕方なく処分。
そもそも精子凍結の場合、解凍時には半分が死滅
生き残った奴らを更にふるいにかけて、凝縮して使うため、最初の時点で量が少ないのは致命的。
難しいもんなんですな〜
ちなみに料金の話。
通っているクリニックの場合(1回あたり)
精子凍結保存料:15,000円
凍結保管料(3ヶ月分):5,000円
我々は3回凍結保存をしました
高いと見るか、安いと見るか、、、。
これでいよいよ人工授精が出来る体制が整ったわけですが、これからが本番。
不妊治療の入り口に立ったばかり
【つづく】