きみが生まれたことは、
きみの責任でも何でもないよ。
きみが生まれるように
行動した人たちの責任だね。
ただね、
責任があることと、
それを負う力があることは、
別なんだね。
きみが
生まれなかったとして、
今とどう違うか、
世界中の誰もわからないし、
知りようがない。
生まれてよかった・悪かった
なんてことは、
世界中の誰も判断できない。
だから、もし誰かが
「お前なんか生まれてこなければよかった」
と言ったとしても、
それはその人の思い込みだよ。
その人が貧しいだけ。
「生まれてこなければ‥」
その言葉を言うまでに、
どれほどの痛みを負ったのだろう。
生きるだけで大変な環境で、
ここまで生きた。生き抜いてみせた、
きみの姿はもろく、弱々しく
不安定に見えるかもしれないけど、
やってきたことは
とてもしなやかで力強い！
【きみが愛してほしいと願う人は、
きみを愛さないかもしれない。】
【きみが愛だと思っていたものは、
愛ではないかもしれない。】
そうなったとしても、
それは、きみの責任じゃない。
そして、
そうなったとしても、
きみは必ず生きていける！
その力があるから、
きみは、いま生きている！
きみはただ、
生まれてきた“だけ”だ。
それはただの事実であって、
いいも悪いもないよ。
でも、できるなら、
きみが自分の生に対して、
「よかった」と言ってほしい。
これからいっぱい寝て、
めちゃくちゃに楽しい思いをして、
大好きな人たちと
たくさん一緒に過ごして、
『生まれてきて得したわー』って
ゲラゲラ笑ってほしい。
きみが生まれてきたことは、
ただの事実。
生まれてきたことについて、
あなたに責任はない。
それでも
生き抜いてきたこと、
生き抜いたあなたを素晴らしいって、
僕は、本当に思ってるんだよ。
もし、それでも
死にたくなってしまったら
声を掛けてほしい。
僕がきみの話
ゆっくり聞いてあげるから。