久しぶりにoshoの伝記「ゴールデンチャイルドフッド」を読み直してみて改めて衝撃的な一文に出くわした。
「
私は自分が正しいか間違っているか一度も人に訊いたことがない。
間違っていようと正しかろうと私がそれをしたい
のなら私はそれをしたいのだ。
そして私はそれを正しいものにする。
もしそれが間違っているのなら私がそれを正しくする。
だがいずれにせよ、私は誰にも自分の邪魔はさせたことがない。
私があるものは全てそのやり方で得て来たものだ。
世間的には大したものはないが。
銀行預金もない。
だが本当に大事なもの、美しさの、愛の、真実の、永遠の味わいだ。
一言で言えば、自分自身の味わいだ。
」
特に本当に情けないくらいに謙虚になって存在しててすいません、くらいの謙譲を美徳とする日本人にはなかなか理解しがたいセリフです。
また、これを誤読したら危険な一文だと思います。
しかし、私的にはこれは全開した太陽神経叢が話すギリギリの表明に聴こえる。
oshoによると古代の人々はいわゆる犯罪者と呼ばれる人も自尊心を持っていた、と。
ここで言う自尊心とは自分自身に全面的に責任を
持った時に初めて生まれる独存の味わいです。
仲間同士の予定調和と忖度中で潰されていくものが太陽神経叢の自尊心。
これは今日本人が一番喪失しているものですよね。
oshoの伝記映画が味噌抜いた味噌汁みたいになっちゃったのはそんな誤読したら大変なセリフばっかり載ってるからかな、とも思った。