大手予備校に所用で行かなければならなくなって本当はせめて共通テスト1日目に行きたかった。
打診したところ、一月からは来ないでほしいと言われました。
来ないで??
要約すると、緊張感が高まりピーンと空気が透明なラップのように包むので、とのことらしい。
(緊張感の薄いおばちゃんが入っていったらイヤなのかな。場を読んで静かにしますけれども。)
この時期相談にみえる受験生の保護者は顔見知りの高2の保護者と会うのを極端に嫌がるそうで「念のため」(一応)中高一貫校保護者だった私も避けて欲しいとのこと。
こんな時にそういえばそうだった、と過去を思い出す。
何人かの息子の先輩の顔が浮かんだが近況は知らない。
一月中は避けてくれと言いながらただ保管期限があるので1月16日に取りに来てくださいとのこと。
私「共通テスト2日目ですよね?日中用があり伺うのは夜になりますがマズくないですか?」
「いや、終わってしまえば」
受付の女性はそう言った。
確かに言った。
だから私はわざわざ何週間も待って予備のメガネも手元にないままに過ごしてわざわざ共通テスト2日目終了後に夜の予備校に行ったのだった。
そんなこんなを思い出しながら、だったら1日目の夜ならどうだったのだろうか?
文系私立で1日目だけ受験したご家庭のお母さんからラインが来ていたので聞いてみた。
「あー、おわったあ感があってなんか開放的で久しぶりに予備校で会ったから皆で自己採出して記念写真撮ってきたわ。」
女子のメンタルつえーーー!
私も1日目夜に予備校に寄りたかったよ
こうして2021年度の大学受験が始まっていった。
他人事ながら他人事とは言い切れない高2の母だった。