浴槽の掃除は、かなり重労働だ。そのわりに掃除の結果は報われないことが多い。その原因は、浴槽の汚れの性質をよくわかっていないからかもしれない。浴槽の汚れがどのような特徴をもち、何が汚れのもとになっているのかを知れば効率的でラクな浴槽の掃除ができる。その簡単な方法を紹介しよう。
1. 浴槽掃除の前に汚れの種類をチェック
浴槽を掃除する前に、浴槽に付いた汚れのことを知っておこう。浴槽の汚れの性質は「酸性」と「アルカリ性」だ。性質によって掃除の仕方も違ってくる。
●酸性の汚れの原因
浴槽の酸性汚れの代表的なものは私たちの体から出る「皮脂」。体を洗えば、当然皮脂汚れが落ち、湯船に入っているだけでも角質が取れて浴槽に付着する。
皮脂汚れを完全になくすことはできないが、なるべく浴槽にこびりつかないようにこまめな掃除が必要になる。
●アルカリ性の汚れの原因
アルカリ性の汚れのおもな原因は「水垢」と「石けんカス」だ。水道水には微量のミネラル成分が含まれており、水分が蒸発するとミネラルだけが取り残される。空気中の酸素・二酸化炭素と結びつくことで化学変化を起こし、その繰り返しが頑固な水垢にしてしまうのだ。
石けんカスは、水道水に含まれるミネラルと石けんや皮脂が反応して生まれる。泡立てることで石けんカスは出にくくなるため、泡タイプのボディソープなどを使うといい。
2. 浴槽の掃除方法
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