●「給付」が待てないときは「貸付」を考えよう
新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減ったときに、つなぎの資金として利用したいのが、社会福祉協議会による「緊急小口貸付等の特例貸付」です。
これは最大20万円を、無利子、保証人なしで2年間貸してもらえる制度です。
「貸付」ですから返済の必要はありますが、借りるための条件が少なく、郵送でも申し込めるのが特徴です。
●新型コロナ対策で借りやすい制度に進化
社会福祉協議会の貸付制度は、もともとは低所得者や高齢者、障害者の生活を支えることを目的としています。
しかし、新型コロナウイルス対策の一環として、「緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合」も対象とするように間口が広がりました。
福祉的な色合いが濃かった制度が、コロナで困っている一般の人も対象とするように変わったのです。
現在は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した個人であれば、貸付の対象となります。
ここからは、「緊急小口資金」と「総合支援資金」の2つの制度の特徴と、手続きの方法を紹介します。
●最大20万円まで借りられる「緊急小口資金」
「緊急小口資金」は、一時的に生計の維持が困難になった場合に、1度だけ貸付を行なうものです。
貸付上限額は「20万円以内」です。
20万円を借りた場合の返済方法を紹介しましょう。
https://seniorguide.jp/article/1251491.html