全てが上手く回っていて、本当に、この3年我慢して、
やっと花が開き始めた気がする。
どんなに頑張っても、本当の意味での友達はできなかった3年間。
形だけ、行事の時だけは仲間に入れてもらえたけれど、
結局、クラスの仲間ではあったけど、中学生が、休日友達と遊びに出掛ける
という事や、個人的に遊びに誘われるという事は一回もなかった3年間。
それがどんな気持ちになるのか。想像してみてほしい。
同じクラスにいても、友人ではなく、知り合いなだけなのだ。
ノリが悪いとか、病気が心配だとか、理由はいろいろあるだろうけど。
当たり前の事が、当たり前に出来なかった。
それが、新しい学校では、中学の様にいい人や良い先生、
良い環境ばかりではない。中学よりはもっと失望して当たり前だと
中学の先生達は言っていたが・・・。
入学当初こそ自席でお弁当だったけど、入学から2週間。
3年間で全くできなかった女の子達と少人数でお弁当を食べていると
しかも、好きなアイドルの話やたわいのない事を話しながら。
それから、少し気持ちが離れかけていた部活動で
素晴らしい環境の中で先生の指導の元、楽しく活動できているとの話。
「画力が破壊的に下手でも入部できますか?」
と聞いたら、「大丈夫ですよ。」と優しく声をかけてもらったそうだ。
なので、毎日部活にとても楽しく参加している。
なんてすばらしい事だろうか。
こんなに、この子にとって、幸せな環境が、やってくるとは
一番しんどい時には思えなかった事だけど。
今は、感謝の気持ちしかない。
はじめてできた友達。本当の意味での友情を
少しずつ感じて、学生である時間を過ごして行ってほしいなと思った。
地域では、どう思われているかはわからないけども。
こんなに面倒見がいい学校は無いなと思う。
中に入ってみなければ、わからないことがたくさんある。
ただ、義務教育ではないので、そんなものだと誰も思うかもしれないけど。
健康な人が当たり前に思う日常が我が家にとって、我が子にとって
本当の幸せなんだよなと思う。ここからが青春だな。