知的障がい者と発達障がい者は微妙に違うのです。 | 子育てというボランティア

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一般の人達の感覚だとどっちも障がい者だろう
どっちも障がい児クラスや特別支援学校にいく精神障がい者あるいは
身体障がい者であろうといっしょくたにされがちなのですが。

軽度発達障害は、学習障害注意欠如多動性障害 ちゅういけつじょたどうせいしょうがい (ADHD)、 高機能広汎性発達障害 こうきのうこうはんせいはったつしょうがい 等の発達障害を包含する概念です。知的障害を伴わない発達障害で、今日の特別支援教育を整備する過程で、用いられるようになったものです。
 これらの障害をもつ子どもには、特別の教育的ニーズがあり、それらに応じて教育的支援を必要としていることが認められ、この言葉が生み出されました。
脳機能の偏りあるいは異常に基づくものですが、これを引き起こしている原因は多様です。遺伝、胎児期の感染や薬剤、有害物質、外傷、X線への暴露、代謝疾患・内分泌障害などがあげられます。
 さまざまな認知や行動の異常を示すものですが、これらが引き起こされるメカニズムが、脳科学の研究とともに知られるようにはなってきました。しかし厳密な意味では、まだまだ十分とはいえません。
児童には、治療教育的アプローチが重要です。それぞれの子どもの教育的ニーズに応じた指導計画を作成、実践、検証するシステムが、特別支援教育として構築されています。特別支援学級、通級指導教室、特別支援学校などにおける教育的支援は、後の社会的ハンディキャップを軽減するために重要です。
多くは、特定の領域の能力の欠如として現れ、発達とともにその現れには変化があります。たいていは、発達の節目における適応上の問題や、行動情緒の問題が基本となります。
 気になる問題がある時には、早期に評価を受けることが望まれます。早期の発見が早期の介入に 繋 つな がり、良好な転帰へと導きます。
・・・・・・・上林靖子中央大学文学部教授の文より転載。

ということで、発達障がい者は、私の認識では、IQの数値で表された場合、健常者とほぼ変わらないか、少し低いというだけで、明らかに知能低下のある知的障がい者とは多少違うのです。
かといって、それを差別とかしているわけではありません。それこそ一般の健常者の人から見ると目くそ鼻くその違いであろうからです。
ただ、発達障がい(軽度発達障害)のある子どもというのは、脳の機能障害から起こる、さまざまな生きづらさを抱えている一見すると普通の健常な子供と変わらない子供なのです。
具体的にあげると、物を触ったり触られたりしたことの感覚が健常な子供とは違っていたり、触られたことが痛く感じてしまったり、高い所から飛び降りた時に痛い、けがをするかもしれないという、本能的な部分での、想像力が欠如していたり、そういう感覚の障害から、他人の痛みに鈍感であったり、(他害行為が起こったり)自分自身を痛めつける自傷行為などに発展してしまったり、感情のコントロールが難しい場合もあり、精神医学的な側面からも、サポートが必要な場合もあります。また、LD(学習障害)など文字が反転したりでこぼこして見えてしまう視覚障害であったりを併せ持つお子さんもいます。
うちの子の場合は、ちょっと複雑かもしれないけど、記憶障害、覚えたものの7割を短期間に忘れてしまうので、定着させるには、繰り返し覚えるという作業が必要になります。
学習面での学びづらさに関しては、基本は、8年前に施行された特別支援法?だったかのなかでは、普通学級在籍にて対応されるとされていましたが、健常児や、健常児の親御さんたちの無理解から、特別支援学校(一般人の感覚だと障がい者の学校かな?)に行きなさいと突き上げられてしまう親子も多く、そこが、支援が足りていない部分であると思います。
適切な教育的措置(配慮)がなされれば、そういう子供は健常者と同じ普通学級でもいられる場合があるからです。
ただ、一般の保護者は、それに関しての知識に乏しく、やはり我が子が怪我などになれば、感情的に発達障害のある相手の子に非を押し付けてしまいがちで、お互いに教室で共存することが難しくなってしまうかもしれません。
その子の感覚や考え方、苦手な部分を事前にわかっていて、大人の側で配慮をしておくことで、子供同士の衝突を避ける事も出来たりすると思います。
ただ、私個人の考えとしては、発達障害のある我が子への理解を健常な子供に求め続けるよりは、相互理解のもとに、そのクラスにクラスメイトとしてお互いがかけがえがない関係を築いていけることが本当のベストな状態であるんじゃないのかな?と思うんです。
譲り合い協力し合う関係が無ければ、本当の友情とかは生まれてこないので。…かなり私は、理想主義者ですので、全てのケースには当てはまらないとは思いますが。
・・・・以上、一応説明しておきます。