出雲ぜんざいを作りました。 | 子育てというボランティア

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私が高校生の頃に住んでいた山陰の出雲では
お正月は、一般のお雑煮ではなく、焼いた餅を入れたぜんざいがお雑煮の定番なので
実は私、今まで一般的なお雑煮というものを食べたことがありません。
 
おせちは、数の子やかまぼこ、黒豆に、田作りに
こんにゃくやしいたけの煮しめに昆布巻き、伊達巻と海老位で
子供の好きな甘い栗きんとんとか、贅沢なイクラとかは
けっして実家のおせちには入らなかったので、
お正月は、ごちそうではなく、餅だけの質素な食べ物の日でした。
 
毎日、ストーブで餅を焼いて、砂糖醤油にからめて食べるか、
煮てもらって、黄な粉餅…
もともと偏食気味だったので、ご飯は岩のりとしか食べなかったし、
でも正月は餅があるからごはんは炊いてくれないので
1日3食餅になって、正直、年末年始は餅攻めで、他に食べるものは箱入りのみかんのみ。
餅が無くなるまで、学校始まっても朝ごはんは黄な粉餅のみ。
餅が嫌いになるほどでした。
 
祖母や母が作ったおせち料理は嫌いだったので、作り方など習いもしなかった。
切り込みいれたこんにゃくをひっくり返してねじったこんにゃく作るくらいかな。
だから、今でも、おせちは子供の頃食べれた、蒲鉾とだし巻き卵だけ。
私が食べさせていないのだから、たまにスーパーでミニおせちを買って並べても
誰も手を付けない。よって無駄になり、主人にもったいないから
買ってこなくていいと言われるし、作らなくてもいいと言われる。
ラクでありがたいですが。
 
そんな家族ですが、出雲ぜんざいだけは好きで
お正月は必ず私が作ります。でも、祖母の様に小豆から一晩水につけて煮る
ということはしてないですが、北海道産のゆであずきとか北海道産のつぶあんを買ってきて
水で濃度を薄めて、粒あんペースト状態から、汁物の状態まで煮ながら、のばします。
そこに、焼いた餅を入れるだけなんですけどね。
 
ちなみに、東京では小豆と餅を使う場合、こしあんのお汁粉のほうが多いようですね。
大阪でも、夫婦善哉は、私に言わせたら、汁粉の部類。
しっかりと粒々があって、餅に絡む感じ。
でもあんころ餅とは違います。
甘すぎず、適度な汁加減に焼いた丸もち。紅白ならなお良いですが
今日作ったときは、普通の切り餅しかたまたま買えなかったので。
あと、やきもちが香ばしいから、大人は好きなんですが
子ども達はコゲが苦いとか固いとかうるさいので、
レンジでチンして入れてます。
 
…こうなってくると、ちゃんとした出雲ぜんざいではなくなるんですけどね。
お正月にぜんざいは我が家の定番です。