いよいよ、週末あたりから梅雨入りですね☔
自転車通勤のスタッフにはツラい季節です🚲️💦
梅雨と聞くと、蒸し暑く不快な、早く終わってほしいモノ…というイメージが
私にはあります。
でも
栗花落(つゆり) 五月雨 送り梅雨 戻り梅雨 卯の花腐し(うのはなくたし というそうです。俳句の季語)
などの「風流な」表現もあるそうです。(シラナカッタ💦)
しんどいことも風流に換えてしまう
「言葉」って凄いなー🍀
ご覧になっている方もいらっしゃると思いますが
大河ドラマ「光る君へ」で
高校時代に習った古文の基本中の基本「枕草子」を著した清少納言が
「春はあけぼの」
を書き始めるエピソードがありました。
春はあけぼの
でも、人によっては
春は夕暮れ
かもしれません。
夏は夜
人によっては
夏こそあけぼの
かもしれません。(私はどちらかというと、蝉がまだまどろんでいる、夏の早朝が好きです)
でも、なにげない季節のうつろいの
ほんのワンカットに焦点を絞って描く、
目の前に その情景が浮かぶような
言葉の選び方が 本当にすごいなと感心しながら見ました☺️
言葉の大切さは
仕事でも プライベートでも痛感しています。
言い換えるだけで
人の心を逆撫でもし、
同じく人の心を労りもする。
ついうっかり 放ってしまった言葉が
取り返しのつかない事態になって
「そんなつもりではなかったのに」
ということもありますね。
言い換える技術というのは、
語彙の豊富さだけではなくてセンスがモノを言うのではないかと思います。
センスというのは、言い換えれば
相手への慮り
相手への思いやり
でしょうか。
よく、専門用語やカタカナ英語をちりばめて、相手を煙に巻く人がいます。
「スキーム」とか「ダイバーシティ」とか「メソッド」とか「マインド」とか。(心のなかで、「日本語でOK」と思いながら聞いていた事多し)
相手への慮りや思いやりの最たるモノは
言い換えのセンス
「平らかな言葉(幼い子供でもわかる言葉)への置き換えができるかどうか」
だと思います。
言霊なんて 簡単に口にする人ほど
流行りの言葉をちりばめてみたり
言葉をおろそかにしてないかな
と 自戒をこめて考えてみました。