介護職員処遇改善とは。 | 今日はどんなことしようかな?

今日はどんなことしようかな?

合同会社スノーフレークが運営する障がい者就労継続支援B型の「あすてる」が水曜日、
一般社団法人パルフェイトが運営する障がい児通所施設の「わんすてっぷ」が金曜日、
そして
両法人の代表が「法人代表」が週末を担当し、更新しています!

おはようございますニコニコ


12月最後の日曜日は


予報通りの寒い朝ですねぐすん


あと3ヶ月弱耐えねば…宇宙人くん



20日から始まった先週は


とにかく忙しい1週間でした。


その業務の中のひとつには


先々週までかかっていた


社内の考課面談を終え、


結果の数値を算出した後


金額に変換する、


事務処理がありました。


世間で言うところの『賞与』的な


一時金を12月中に支給するため


非常に慌ただしくなります魂




何故、


『賞与』的なのかと言いますと


賞与というものは本来、


法人に利益が生じた時に


社員に支給するのが一般的ですが


皆さんもご存知の通り


我が法人は薄利です。

(ぃゃ結構マイナス…)


なので、


支給される『賞与』的なものは


介護職員のために


国から支給される


『処遇改善金』を


考課数値に基づいて


職員に分配していました。


その処遇改善金が


値上げされる


という記事が出ました。




2022年10月からの介護職員処遇改善、現場の事務負担・職種間バランス・負担増などに配慮を―社保審・介護給付費分科会 | GemMed | データが拓く新時代医療介護職員について来年(2022年)2月から9月まで補助金による処遇改善を行うが、対象は【介護職員処遇改善加算I-III】を取得する事業所に限定する方向で詳細を検討しているが、10月以降に介護報酬で対応する場合には「現場の事務負担」「職種間の給与バランス」「利用者負担・保険料負担の増加」といった点への配慮をする必要がある―。 また来年(2022年)4月から「排…リンクgemmed.ghc-j.com



上がるのは良いことですが


この処遇改善金というものは


障害福祉サービスの報酬に対して


一定の割合を乗じて算定されます。


例えば


放デイの児童が1日利用して


運営法人に


1万円の報酬が入るとすれば


利用者は1割負担なので


内訳は


利用者負担千円➕市負担9千円です。


処遇改善金が5%として


内訳通りに計算すると



利用者負担千円✖️5%=5円

市負担9千円✖️5%=450円

合計500円



こちらが運営法人に入金されます。


令和元年の報酬は


今よりも高かったので



利用者負担1,500円✖️5%=75円

市負担13500円✖️5%=675円

合計750円



差額250円です。


これが1年分になると



1日10名✖️20日✖️1年分



実に60万円もの差がアセアセ


つまり


令和3年の報酬減額のもとでは


処遇改善金が上がると言われても


報酬額に掛かる方式である以上、


実質下がるんです⤵️


しかし


最低賃金は年々値上げされますし、


処遇改善の入金額が


大幅に減ったからという理由で


職員の『賞与』的なものを


ゼロにはできません。


報酬減額の打撃を受けて


大赤字経営であっても


会社のお金から『賞与』として


出さねばならないのです。


これでは法人は保ちません。


しかも


昨日の高槻市ホームページには








とにかく10人定員を守りなさい


でも保護児童の受入体制は


常に作っておいてね。


これは『高槻市独自基準』です。




と、掲載されました。


市民にとって


良いことが書いてあるんです。


しかし


今でも苦しい事業所にとっては


もうこれ以上は無理です。


10人の『利用』ではなく


『契約』で規制された場合、


1人欠席されたら


欠席加算の千円が補填されるのみ…。


家賃と人件費は固定費ですから


単純に赤字になります。


厚生労働省は


10名を超える場合は


有資格者の人員配置をすることで


利用を認めていて


請求も1日15名の利用迄は


エラーにならないのですが


『高槻市独自基準』は


事業所にとって厳しいです。




1日の契約数が10名まで




と、言われているので


新一年生からの利用希望を


お断りするしかなく


他の事業所も空きがないので


同じ希望者から数回連絡があります…。


この現状を


市はどう考えておられるのか。


昨年、今年と


指定取消事業所が相次いだこともあり


規制を強めたい気持ちは理解します。


でも


締めつけが厳しくなれば


支援がしたくて運営している法人が


他市に移転したり、


運営がうまくいかなくなった法人が


廃業してしまう可能性が


大きくなります。


事業所が減るということは




利用希望者が行き場を失くす




ということです。


早期療育と言いながら


利用が出来ない現実を防ぐには


規定を守りながら


明瞭な運営を行っている事業所に


高槻市独自基準』で


加算をつけていただければ


事業所は留まるのではないか


と思います。


人員が所属していることの証明に


雇用保険加入証明書を提出するとか


防犯を兼ね備えて


出入口にカメラ設置をするとか


その一つひとつに


『独自基準加算』を設定すれば


守りたくなる規定として


運営する気持ちが上がるかと。


禁止ばかり並べても


状況が良くならないのは


学校でも家庭でも同じですもやもや




果たしてこの声は


何処に言えば届きますかね。


読んだ方々が


ご自分の意見として


何処かに発信してくださるのもヨシ、


巡り巡って


この投稿を読みに来てくださってもヨシ、


遠い場所からのこの声が


届くことを願って書き続けます。




さて。


愛犬のトリミングに出かけますウインク


綺麗な姿でお正月を迎えなきゃラブラブ


とっても寒いので


風邪には気をつけてくださいね!