注目行動と感情の制御。 | 今日はどんなことしようかな?

今日はどんなことしようかな?

合同会社スノーフレークが運営する障がい者就労継続支援B型の「あすてる」が水曜日、
一般社団法人パルフェイトが運営する障がい児通所施設の「わんすてっぷ」が金曜日、
そして
両法人の代表が「法人代表」が週末を担当し、更新しています!

おはようございますニコニコ

今週は暑かったですねやしの木

朝晩との気温差が大きいので

体調には

くれぐれもお気をつけくださいねクローバー




火曜日にテレビを観ていると

過去の無差別殺傷事件の

再現ドラマが出てきました。

県立の有名高校に入学する程

成績が良かった彼は

他者と

コミュニケーションをとることが

苦手だったと言われていて

特に気になったのは

些細なことであっても

他者と違う行動をすれば

『他者から注目を浴びる』

と誤学習を重ねてしまったことと

怒りの感情が

制御できなかったこと。




コミュニケーションが苦手

となった理由は

ふた通りあると思うんです。

一つ目は

言語の聞き取りや脳内再生、

理解に至るまでの過程に

しんどさがあるという

先天性のもの。

ふたつ目は

周囲の大人からの働きかけが

少なかったり、

気持ちを言語化するまで

待ってもらえなかったりと

コミュニケーション方法の

手本が身近になかったなど

発育の中で習得出来なかったもの。

二つのうち、

どちらであっても

コミュニケーションを取って

関わろうとしても

上手くいかなかった頻度が高く、

苦手意識が

増したのかもしれません。

そして

他者と話すことが減り、

段々と世界が狭くなれば

夢中になれる何かを

見つけた時にのめり込んだり、

言葉で話さず

他者が驚くような行動に出て

気持ちを読み取らせようとします。

古くからある物語の

『嘘をつく子ども』

別名

『オオカミ少年』は





こんな物語です

注目されることが楽しい

という少年の気持ちが

表れています。

でも、何度も繰り返すのは

少年自身が日常の中で

周りからの愛情を

感じていないのかもしれません。

周りの人が

『愛情あるよ』と思っているなら

少年自身がその愛情を

感じられるように

周りの大人が

表現を変えねばなりませんね。




もうひとつの

怒りの感情を

制御できないことについては

『すぐキレる子ども(若者)達』

という言葉が

よく使われるようになるほど

多くの人に認識されています。

それに対して

『アンガーマネジメント』

という言葉も聴かれるように

なりました。

『アンガーマネジメント』とは

その名の如く

怒りを上手に制御することですが、

デジタル機器に囲まれて育った

今の子ども達は

感情を制御しにくいようです。

例えば昭和世代なら

友達に連絡をとるには

固定電話を使うしかありませんでした。

誰が電話に出るか分からないので

名乗り、挨拶、誰に取次を願うのか

きちんと相手に伝え、

時間帯や通話時間等に気遣い、

それらの経験を重ねて

マナーが身についていたと思います。

誰かと出かける約束をするにしても

場所と時間と目的を決めながら

相手に確実に通じているか

確認をして決めていました。

しかし、

携帯電話が普及した事で

話したい相手に直接連絡出来ますし、

約束する時も大雑把に決めておき、

例えお互いが出先に居ても

簡単に連絡を取り、

落ち合えるようになっています。

殆どのことをメッセージで済ませ、

顔を突き合わせて

話し合うことを

省いているように見えます。

『面倒臭い』のかもしれません。

しかし、

何ごとも経験であり、練習です。

子どもの頃に

コミュニケーションの練習をせず

社会に出ていけば

他人と適切な人間関係を築くのは

容易ではないと思います。

ましてや

社内には勤務歴、役職、

社外には取引先も生じます。

単にコミュニケーションを取る

ということではなく、

感情を制御しながら均衡を保ち、

交渉や受け入れを繰り返す行為が

必要でしょう。





怒りの制御ができない人は

自分の要求を間違った方法で

表出してしまいます。

正しい要求の出し方を

教えてもらったとしても

怒りを感じている時に

制御が出来るようになるには

かなりの時間を要します。

本人が身につけるより

まず出来ることは

周りの働きかけを変えることです。

本人が怒りを感じるような

出来事を減らして

穏やかに過ごせる時間を

増やしましょう。

その為に

周囲が心掛けることは






肯定的な言葉で

本人の行動を促すこと

(今○○すれば後でゆっくり出来るよ)
→NG 
(今○○しないと
 後でゆっくり出来ないよ)





本人の言い分を推測せず

言い分を最後まで聴くこと

(今は何してるの?)
→NG
(また○○してるんでしょ?)





本人に

自分の気持ちを推測させず

そのままの気持ちを伝えること

(汚れてるから拭いてね)
→NG
(なんで拭かないの)





働きかける側も慣れないうちは

感情が前に出てくるでしょうから

言葉選びに

頭がフル回転だと思います。

でも

この働きかけはブーメランで

結局のところ

自分のところにも

良い影響をもたらすと思うんです。

相手も自分も

プラス思考になって

段々とネガティブな言葉を

使わなくなるのって素敵ですおねがい





今月、歳をひとつ重ねた私ですが

節目の1歳だったので

周りから

随分と豪華に祝って貰いましたキラキラ

美味しいものも食べられましたし、

大はしゃぎで童心に帰れましたが

形のないプレゼントとして

受け取ったものがありました。

運転ができて

費用の用意ができる姿を

娘たちが見せてくれたことでした。

ほんの数年前は学生で、

まだ私がやる側だったのに

やってもらう側になったこと。

これってとても幸せなことです。

今だから

アンガーマネジメントや

ペアトレのこと、

保育士やカウンセラーとしての学び、

障がい児育児のことだって

落ち着いて考えられますが

育児真っ只中の時は

無知で必死で余裕もなくて

ただ目まぐるしく一日が終わり、

過ぎていきました。

それでも

子ども達が役割分担に

協力をしてくれていたから

ここまで来られたんですよ。

食品売場で値引商品を籠に入れながら

親と待ち合わせるとか

ゴミ捨て、炊飯、洗濯畳み、

弟の入浴、寝かしつけを担う小中学生。

……あまり聞かない…かなアセアセ

生きる力を遺したくて

あれこれやってもらいましたが

一人じゃどうにもならないくらい

忙しかったのも事実です。

漏れなく

険しい道に進む私の道連れに

してしまいましたが

これぞまさしくプラス思考で

人生の糧にしてくれたらと思います。

せめて老後に迷惑をかけないことが

道連れにした私からのお詫び?です。




さて

あっという間に1週間が終わりました。

夕方から歯科の受診があります…

治療してもすぐ再発するので

憂鬱ですが

秋晴れが続いていて良い気持ちなので

有意義な週末を過ごしますウインク