8月の晦日です。

スーパームーンが見られる

今日の夕方。


ふるさと納税の返礼品。

南アルプス市の

マスカット

が届きました。


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨


昨年の10月末に、

会社のPCが送られてきて、

自宅で仕事をするように

なった夫。


彼の計らいで、

ふるさと納税の返礼品を

家族皆で決めることに

なりました。


夫が選んだのは

マスカットとビールの詰め合わせ。

うなぎやクッキー、

牛タンなど

家族は個々に好きなものを

選びました。


夫の存命中に、

ほとんどの返礼品が

届けられ、お腹に収まりましたが、

ただひとつ、

来年夏の終わりにお届け予定の

ものがありました。

それが、このマスカット。


夫がその返礼品を選んだ時は、

来年のことは、

多分考えていなかったのです。

ガンの宣告は受けては

いたものの、

不確かながら未来への希望を

捨ててはいなかったのです。


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨


もうすぐ、夫が

ガンの宣告をされた日が

やってきます。


「1年頑張ってみようか!」

主治医から私が聞かされだ言葉。

自覚症状が出た6月を

起点に考えた予測値です。

彼はその言葉を聞いていません。


夫は最後の最後まで、

「頑張れるところまで、

頑張る」と

弱音を吐くことは

ありませんでした。


そんな彼の選んだ

マスカット。

彼宛の送り状。

それは、家族への、

最後の贈り物。


つややかな、

マスカットを前にして、

昨年の楽しかった

二人の時間を

思い出して涙が出ました。


月日は無情にも

早く過ぎ去り、

夫を看取って4ヶ月。

生活は私たちモードに

変わっています。


気持ち切り替えて、

生きていかなきゃと、

頑張ってきたけれど、

やはり、入院したあの日が

近くなると、

悲しい気持ちになります。


これを「記念日反応」

「アニバーサリー反応」と

いうそうです。


こういう反応を

知っているだけで、

襲ってくる悲しみが

自然なことなのだと

理解できます…。


幸い、昨年、

緩和ケア医の

四宮(しのみや)敏章先生の

YouTubeを見始めて、

本も読みました。

悲しみに向き合う

準備は進めていました。

また、これについては、

詳しく書きたいと

思っています。


さて、

マスカットを頂きながら、

果物好きだった

彼を偲びたいと

思います。



☆まだ、書き始めたばかりの

闘病記録です。

気持ちの整理のために

書いています☆