この話はやっつけで書きたくなかったので、落ち着いたところで書きます
まず、今回の急遽のパリ行きが決まるまで。
8年間、毎年パリに研修に行って、パリでのレッスンをフルで受け、発表会のための創作振付をやってきたのに、コロナが始まって3年、行けなくなりました
自分のレッスンは、いつかパリに戻れる日のためにさぼらずに頑張っていましたが、パリに行けないならせめて東京で海外の先生のレッスンを受けに行こうと、ようやくコロナが収まってきた4月に東京へ。
以前のブログに書いた、ディアナOGと会った日です。
1日目は日本人の先生のレッスン、次の日はフランス人の先生のレッスンを受けるつもりで泊まりで行ったんです。
でも、初日のレッスンでがっかりしてしまいました
オープンクラスだからいろんなレベルの人がいるのに、誰も話さない、笑わない‥
アンシェヌマンもまるで競争のように動く。
私、こんなの求めてないな。って思ったら、この人たちにとってのバレエと私にとってのバレエは違うんだって気付いたんです。
どっちが正しいかしらないけど、私はバレエで人を見下したり蹴落として自分が優位に立ちたいとは一切思いません。
たとえレッスンでも、音楽に合わせて体を動かして表現することはその人の自由であって、なにが正解かなんて人が決めるものじゃない。
こんなんじゃ、明日海外の先生のクラスでも、受け手がこれじゃ楽しめないなぁと。
もちろん、小さい頃からガツガツ競争の世界にいて頑張ってきた人からしたら、「甘いこと」と思われるかもしれないけど、私はそんなバレエは目指してない。
モヤモヤしたまま、OGと食事に行って、(彼女たちはパリ研修に連れていけた初の子達)
この子達は本当にバレエのレッスンを頑張ってきたけど、人に意地悪したり、見下したり、自分を追い詰めて楽しむことを忘れるような子じゃなくてよかったな。って安心しました
なによりスタジオを愛してくれてるし、私のやり方や作品を愛してくれているのが未だにあった。
みんなと別れてホテルに帰ったら、洗って干しておいたレッスン着も乾いていて、手を洗おうとしたら‥
洗面所の蛇口の元から水が溢れて噴水状態に
夜中12時近くで、水漏れ業者のCMみたいになりました
フロントに電話してきてもらうも、ホテルの人も大慌てこんなの初めてです!って言ってました。
私もいろんなホテルに泊まってきたけど初めてですよ(ちなみに老舗ホテルです笑)
結局元栓をとめて部屋移動に。
乾いていたレッスン着はビシャビシャ
明日のレッスンまでに乾きそうもない。
行かなくていいってことかなぁ?って思いながらメールを開いたら、パリのレッスンで一緒のパリ在住の方から3年ぶりにメールが入っていました。
「フレデリックが、先月から毎回、ゆきはなにしてるの?いつくるの?って聞いてきます。連絡してみて」って。
その時、ハッとしました。
パリに行かなきゃ。私が来る場所はここじゃなかったんだ、パリが呼んでる。
そう思ったらすぐにスケジュールなんとかできるかチェック。
1週間ならなんとかなる!
エアチケットがあるか調べたら、とんでもない金額
あ、無理と思いつつ、リンダさんにホテルが空いてるか確認してもらったら、1部屋だけ空いてるから、エアチケット取れたらすぐ予約すれば間に合うと返事をもらいました。
さぁ、先立つものはパートナーと相談だ。
結論➡️「行った方がいいよ、お金はまた貯めればいいじゃん。経験はお金では買えないよ」
で、「いってきまーす」となったわけです。
ずっと行ってみたいと思っていて、やっと行った東京のレッスンの日に、ホテルも経験のない噴水現象からのパリからのメール。
私には
「答えはパリにある」としか思えなかった。
その答えはまた次に



