朝のクラスで、先生に、「今夜が最後です」って伝えたら、「残りなさい!!」って言われちゃいました

最後の日だと思うと、バーのプリエから丁寧にひとつひとつ動いて、すべてを体に吸収したい気持ちでいっぱいに。
プリエのピアノがまた泣けるほどステキな曲で心が洗われるようでした

夜のクラスの前に、先生とピアニストに花束を贈りたくて、早めに出て花屋さんに向かいました。
いつも通る道の花屋さんに行くつもりが、もう少し先にも花屋さんをみつけたので、そっちに行ってみました。
これが運命の分岐点だったとは…
小さな花屋さんの店先にたくさんの花があって、とりあえず「Bonjour!」と声をかけてみました。
何しろ、花屋さんで花束を頼むのは初めて。うまく言葉で通じるかドキドキです笑
男性に花束を贈りたいんですが…と伝えて、イメージカラーは黄色ですって言えば作ってくれると思ったら(日本はそうでしょ?)店先の花から自分で選んでアレンジするのでした

先生には黄色メイン、ピアニストにはパープルメインでとイメージで選んだら、お店のマダムが花束にしてくれました。
そしたら、できた花束を見て、マダムが、「あなたはアーティストでしょ?何の仕事してるの?」と。
「バレエです」って応えたら「ほら、やっぱりアーティストだ。このブーケはアーティストじゃなきゃ選べない」って

それがこちら。

魔法使いみたいに、ササッと色合いを決めて豪華な花束にしてくれました

両手に抱えるほどの2つのブーケを持ってレッスンに行こうとしたら、「ちょっと待って、ついてきなさい」っていわれ、マダムが花束ひとつ持ってくれて近くの日本人がやっている食パン屋さんへ。
試食の食パンを3かけも食べさせてもらいました

その次はショコラティエ。
チョコレート屋さんです。
日本人の女性が働いていて、会わせてくれて、その方が、「よかったら食べてみてください


初めて会った花屋さんのマダムにあちこち連れて行ってもらって、お別れにキスまでしてくれて、名前も知らないのに、なんでこんなに良くしてくれるのか、ありがたい気持ちでいっぱいでした

こんなステキな時間の後に、レッスンに向かい、先生とピアニストに花束を渡しました

最後のレッスンのあと、先生は何回もキスして、ギュ~って抱きしめてくれて、
ゆきが大好きだよ、大好きだよ!って言ってくれて涙が出ちゃいました

また来年、来れるのかわからないけど、8年間で積み重ねてきた信頼とか愛情の強さ、しかも繋いでくれているのはバレエ、というのも、心から幸せだなと思います。
今回もいろんな人に優しさをもらって、自分に厳しくやりきって、充実した2週間を過ごせました。
レッスンは全て受けたから21本。
振付は創作10曲、書き出し10曲。
今年もパリ、悔いなしです

みなさん、長いお休みありがとうございました!
みんなのがんばりややる気が、いつも私を後押ししてくれます。
私はまだまだ勉強しなきゃいけないこと、いっぱい。
とても楽しみです

明日の飛行機で帰国します

お土産は、大事に手荷物で持って帰るからね!
土曜日が今から待ちきれません

パリに残って!と言われるのはうれしいけど、それよりみんなに会える方がもっとうれしい

パリは今回もたくさんのことを教えてくれました。
ありがとう、パリ
