今年も残すところあと2時間。
ようやくブログの更新ができます・・
発表会も終わり、気持ちも新たに新しいシーズンに向けスタートした矢先、ご存知の通り、
わたくし、指導中に左足の第5中足骨を骨折いたしました

松葉杖生活3週間目。
骨折した2日後には指導を始めましたが、リトルクラスはAvanceクラスのみんなにお手伝いいただいて、初級クラスから上は、日ごろからのバレエ用語を覚えさせる指導が功を奏して何とか乗り切り、24日にはスタジオ全員での楽しいクリスマス会も済ませ、27日に最終クラスを無事終えました。
骨折以前に申し込んであった、東京でのパリオペラ座バレエ学校教師、ヤン・サイズ氏の3日間の講習会、自分は踊れないけれど、Avanceクラスの生徒3名が受講する予定だったので、松葉杖でいざ東京へ!!
28日から30日までの年末混雑の東京に、無謀にも松葉杖でいってきましたよ

生徒3人、お金と時間をご両親に頼み込み、バレエ大好き!!な気持ちを汲んでいただいて、初めての、フランス人の、パリオペラ座のバレエ学校の先生のレッスンを受けました。
はじめは緊張していた3人でしたが、貴重な体験をさせていただきました。
なにしろ、本物のフランス語、いかにバレエ用語を聴きとれるか。
そして、本物のパリオペラ座メソッド。
こちらも大変勉強になったと思います。
なによりも、今回の講習会では、世界各国のバレエ学校、バレエ団で取り込まれている「バー・ア・テール」も、ヤン先生から指導していただき、更にアナトミー&コンディショニングという解剖学に基づいたバレエにおける体の使い方の講義も受けられたのです。
これは私としても非常に勉強になり、指導の勉強としては目から鱗でした

3人よ、フランスのバレエ風を、来年早々にスタジオに持ち込んでおくれ!!
そして私もまた、先ほどスタジオの大掃除を終えたのち、3日間の一語一句書き漏らすことなくメモしてきた内容をきれいにお清書いたしました。
これをもとに、来年の指導に役立てていきます。
新たな目標もできました。
あまりに解剖学が面白かったので、アナトミーの講義を月に1回東京に受けに行くことを考えています

ケガをして、不甲斐なく、思うように生活できない苦しみを背負いましたが、
子供たちが思っていた以上に成長し、スタジオで指導にあたることにも興味を持っていてくれたことを知りました。
子供たちが、スタジオに対して、そしてこんな私に対しても、信頼と愛情を持ってくれていることも改めて知りました。
それから自分のこと。
自分が現役でいることで、背中を見せること、海外の指導法を学んで、子供たちに広い視野でのバレエを教えたいという気持ちがありましたが、専門的な体についてのこと、バレエを踊るためにアンディオールや、派手なテクニックや表現力以前にもっと大切なことに重きを置かなくてはいけないということ。
本当に驚くほど多くの収穫がありました。
おまけで言うなら、松葉杖ですぐに指導をはじめたり、東京に3日間行ったり、スタジオの大掃除したり、松葉杖だからできない・・って頭がなく、バイタリティは人一倍持ち合わせ、ガチに強いメンタルとフィジカルがある自分にあっぱれ

そんなこんなで、ほんっとうに、自由奔放な私ですが、
今年も1年、大変お世話になりました。
皆さんのおかげで、私は存在します。
かわいい子供たち、楽しい大人さんたち、いつも協力してくれる保護者の皆さん、私のまわりのすべての人に、
ありがとう!!
みんなみんなに、良いお年を・・
