2018年10月28日
_____百名山/武尊山と剣ヶ峰山_____
武尊山(ほたかやま)は
前武尊(まえほたか)、剣ガ峰、家ノ串、中ノ岳、沖武尊(おきほたか)(主峰)、剣ガ峰山(西武尊)、獅子ガ鼻山と
2000m級7座の峰頭を連ね、群馬県の北部、利根郡の中央を占める名山である。
今回は武尊山(沖武尊)と剣ヶ峰山に登ってきました。
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その①・・・穂高神社駐車場~登山口駐車場~登山口~剣ヶ峰山分岐~上ノ原登山口分岐
その②・・・上ノ原登山口分岐~手小屋沢避難小屋分岐~鎖場~武尊山山頂
その③・・・武尊山山頂~剣ヶ峰山分岐~剣ヶ峰山山頂
_____続き・最終回です。
10月28日(日)、武尊神社登山口から入山。武尊山に登頂。下山は剣ヶ峰山経由です。剣ヶ峰山に到着。
剣ヶ峰山は横手山から武尊高原キャンプ場へのルートへ通じます。山頂は横長で狭いです。
山頂写真を撮り、登ってくる登山者と入れ替わるように下山です。
剣ヶ峰山(2.020m)山頂
本日2座目get!
下山です。
分岐まで戻ります。
ここから武尊神社方面へ下ります。
分岐で遅れている同行者を待って、
ここから、私は単独で先に下山する了解をリーダーさんから得ました。
先に、下山します。
展望の良い場所で登ってきた剣ヶ峰山を眺めます。
ここから、急斜面で荒れた登山道。
急斜面で段差のある下り道です。
下りに時間が掛かっている先行の登山者。
掴まるロープが無く、手間取っています。
ミスをすると、転げ落ちます。慎重に下るので時間が掛かります。
ここで、道を譲っていただき、先行します。
右側に武尊山。見納めです。
同行者と離れた理由は山ガールの同行者が下りに時間が掛かっていました。
日暮れが早いので、暗くなる前に私は下山完了したかったからです。
ここはお助けトラロープ。
お助けロープに助けられます。
急斜面で段差が深い~~。
この辺りから、ブルーフリースの彼と同行することになりました。
掴まれるロープはしっかり掴まって慎重に下ります。
土が湿っていて、とてもすべりやすいです。荒れた登山道です。
ブルーフリースの彼は山慣れしていて、後ろをついて歩くと心強かったです。
後ろ向きで慎重に下ります。
根っこと湿った土。登山靴がドロドロです。
ここの下りが難所でした~~。
まだまだ続く~~~。油断できないえぐれた急斜面。
ここも右に曲がります。
転びそうな根っこ道。
笹の間に切り開かれた道。これでもか~~と連続します。
慣れていなければ、この段差に転ぶでしょう。
狭い道で転んだら、滑落です。
まだ続く・・・根っこ道~~。
_____たぶん、同行者の”転倒”はこの辺りかも・・・・・___
【武尊沢】が見えてきました。
渡渉地点。武尊沢。
ここで、汚れた登山靴を洗い、同行者を待ちます。
登山靴が泥どろでした。
ザックをおろし、水分補給をして、同行者を待ちます。
下りてくるのは、若者ばかり。
沢なので気温が低く、待っていると寒くなってきました。
ブルーフリースの彼が先行します。
先行する彼を追いかけて、駐車場まで行ってしまうことにしました。
ここからは段差はなくなり、尾根のトラバース道です。
日差しが柔らかく優しい紅葉。
暗くなる前に下山できそうです。
でも、この時期はつるべ落としで日暮れます。
きれい~~。
水に浮かぶ落ち葉もイイな~~。
この辺りの紅葉が見ごろでした。
手小屋沢避難小屋ルート分岐にとうちゃこ~~。
朝、6時30分ごろ、ここから登りました。今は15時30分。
9時間経過してグルリップしました。
後は20分ほどで駐車場です。
駐車場が見えてきました。
私は無事に下山できました。
15時45分。下山完了。
でも、リーダーさんの車のキーを預からなかったので、登山道の端で待ちます。
下って来る登山者が見える場所に座り、昼食の残りのお稲荷さんを食べました。
まだ、お湯が残っていたのでココアを飲みました。
食べ終えた頃、通りすがりの登山者から伝達です。
「女性が転んで骨折をし、動けなくなりました。
レスキューをお願いしたので、下山は遅れます」と。
「えっええ~~。レスキューをお願いするほど動けないんですか」
冷や汗がでて、急に寒さを感じました。寒い。もっと着こもう。ザックに入っていたもの全て着こみます。
レスキューに同行グループがお世話になるのは初めての経験です。
16時30分を過ぎるとだんだん、暗くなってきました。
遠くでサイレンの音。17時9分到着。
先に谷川岳管轄のレスキュー隊3人が到着。
怪我人の状態を確認するそうです。先発隊です。
そして救急車など消防隊が到着。
利根沼田消防隊の救急車
狭い駐車場が救急隊の車でいっぱいになりました。
救助隊が山に向かいました。
ブルーフリースの彼も車を動かし、皆、居なくなりました。
キーが無く車に乗れません。暗くなり寒いので、消防隊の所長さんが連絡用の車両に乗せてくださいました。
無線が入ります。
レスキュー隊が来てから待ち時間2時間。
下山から3時間半が経過していました。
19時38分。怪我人の同行者は背負われて下山し、すぐ救急車に乗りました。
私は同行者ということで、警察から調書をとられましたが、
病院にはリーダーさんが行くことになりました。
なぜ、同じグループなのに私だけ先に下山したかなど聞かれました。
救急車が動き出し、私は東京へ帰ります。
リーダーさんに一番近い駅「上毛高原駅」へ送っていただきました。
ところがこの駅は新幹線駅。コンビニもお店も何もありません。駅舎のそば店は閉店していました。
最終便が21時54分発。
1時間10分ほど駅の待合室で待ちました。
新幹線の車内売りも無く、何も食べられません。
下山してお昼の残りを食べておいてよかった~。
水は残しておいてよかった~~。
ダウンなど防寒着をザックに入れておいてよかった~。
いろいろ反省しました。
後日、知ったことです。
リーダーさんは上毛高原駅から救急搬送された沼田の病院へ向かいました。
怪我人は病院で骨折の治療をうけ、入院はせずに群馬の自宅へ帰ったそうです。
リーダーさんは同行者を自宅まで車に乗せて送っていったそうです。
たぶん、自分の家に帰宅したのは日付が変わった頃でしょう。
私も日づけが変わる頃、帰宅。
それから、お風呂に入り、夕飯を食べ、深夜2時まで起きてしまいました。
転倒で怪我で良かったと思う反面、
レスキューのお世話にならないように安全第一で登山をしたいと強く思いました。
完。