2007年10月11日(木曜日)~12日(金曜日)
奥多摩観光協会主催
「軽登山学と実践」最終回 雲取山
1日目
奥多摩駅観光案内所前、8時5分集合。受付を済ませ、西東京バスの貸切に乗り、
鴨沢へ。参加者36名。前回と同じ3班に分かれた。準備体操をして9時30分出発。
集落をぬけ、30分ほどで小袖乗越。少し車道を歩き、左に登山道入り口がある。
何件かの廃家がある所を、通り過ぎ、杉林の道を進む。
途中、前回の台風の被害で、登山道が崩れたり、大きな木が道に倒れていたりした。
水場を過ぎ、堂所(どうどころ)に12時着。ここで昼食。ここは、カエデやナラの木があり、
広場になっている。昔ここに、賭博場があったそうだ。こんな山の中に。不思議だ。
食事の後、プリントが配られた。「奥多摩でみられるカエデ類」とミズナラとコナラの違い
を学習した。
12時40分出発。まだまだ登りが、続く。七ツ石山へ上がらず、巻き道で、ブナ坂へ。
ブナ坂から防火帯の見通しの良い、歩きやすい道になり、歌でも歌いたくなる。
五十人平ヘリポートを過ぎ、町営の奥多摩小屋前で休憩。
ナナカマドの赤い実。やっと秋らしくなってきた。
この先は、雲取山へは登らず、巻き道を歩く。
小雲取までは笹が多かった道だが、雲取山の巻き道は、苔むした針葉樹林となり、
光苔(ひかりごけ科の植物で、入ってくるわずかな光を、細胞の一部が反射して、
暗闇でも光って見える)が、松の木の根元で、見ることができた。
この巻き道は、以外にお薦めだ。
そして、雲取山荘に16時30分着。
ガスがかかり、寒い。こたつが暖かい。
夕食後、オーナーの新井氏のお話があった。その中で、皇太子さまのお泊りの事も
話され、なんと、私の今晩の部屋が,泊まられた部屋だそうで、畏れ多くなってしまった。
2日目
4時起床。5時朝食。小雨が降っている。
雨具を着たが、6時に小屋の前にでたら、雨は止み、霧になっている。
オーナーの新井氏が「大丈夫、これから晴れるよ。」との言葉に、雨具はしまってしまい、
スパッツだけにした。
全員でオーナーの新井氏を囲んで記念写真。ガスで霞んでしまったが、、、。
私もご一緒に1枚。
6時30分出発。雲取山へ急登を30分。1歩1歩、ガスの中を登っていく。
7時、山頂に着いた。
雲取山(2017,1m)は、北西が埼玉県、南西は山梨県、そして
東に東京都の3都県の県境にある。東京都の最高峰の山なのだ!
山頂をあとに、石尾根の広い防火帯のあたりから、青空がみえてきた。
富士山が、一部みえる。朝の雨が嘘のように、暑くなってきた。
奥多摩小屋で、トイレ休憩。チップ100円。
ブナ坂から、最後の急登で、七ツ石山(1757,3m)に着いた。9時30分
山頂から、雲取山と下ってきた尾根が、良く見える。
七ツ石山からの下山、すぐ左側に七ツの石があり、祠が祀られていた。
平の将門が弓でうたれ、石になったとの伝説があるそうだ。
七ツ石小屋まで、イッキに下り、あとは、巻き道との合流にでて、昨日と
同じコース。また、堂所で、昼食だ。
鴨沢に14時着。整理体操をして、迎えの貸切バスで、奥多摩駅へ。
駅舎の2階のギャラリーで閉会式。
奥多摩観光協会の事務局長の渡辺氏の挨拶。やっと解散。
おみやげに、鹿肉入りカレーの「山の恵みカレー」を購入した。
スタッフの皆様、お世話になりました。
全員無事に下山できました。来年も参加したいでーす。