今から2、3年前、
ヒンメリ というものを知って、
その美しさに心惹かれ
ずっと作ってみたいと思っていました。
アマゾンで、ヒンメリキットを買ったものの
日本でのヒンメリ第一人者である
おおくぼ ともこさんに
直接教えていただいてからでないと
「この箱は開けられない」と、勝手に決めていました。
ついにその時が
行って来ました「草舟」さんへ。
「草舟」さんは、
草アーチストの矢谷 佐知子さんのご自宅で、
葉山の御用邸近くの高台にあります。
お庭のデッキからは、
冬の澄み切った青空と藍色の海
そこに浮かぶように
白く雪をかぶった富士山が目の前に見えました。
素敵なローケーションに、私のテンションも
参加者全員の自己紹介のあと
ともこさんのヒンメリについてのお話しが始まりました。
ヒンメリは、1150年代、
フィンランドのヨウルの装飾品として
各家庭の食卓に吊るされました。
※ヨウルというのは、
冬至の頃に行われる太陽神の誕生祭と
農耕神への収穫祭を指すそうです。
ヒンメリとは、スウェーデン語で「天」を意味する言葉で、
その年に収穫したライ麦の藁で作られます。
収穫したての穀物には精霊が宿っており、
幸せを呼ぶ力があると信じられていました。
1年で最も光が弱まる冬至の頃、
翌年の豊穣と繁栄を願いヒンメリを作りました。
天と地を繋ぐ役目をするのがヒンメリなのです。
冬至に作ったヒンメリは、
夏至祭で焚き上げられ、
灰になり、再び大地に還ります。
・・・そんな素敵なお話しでした。
ヒンメリの形は、正八面体が基本です。
同じ長さにそろえた12本の麦わらを
糸で一筆書きのように三角につないでいくと作れます。
まず、ともこさんが作って見せてくれました。
12本の麦わらを全て糸に通し、
最初と最後の糸を結び
1本の藁を戻ると
平面から立体に か・わ・り・ま・し・た
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
参加者全員から
おーっ!!という歓声。
早速、私もヒンメリ作りに挑戦してみました。
材料は、葉山の農家の方が作られた小麦の藁です。
じゃーん
どうでしょうか?
初ヒンメリ
5cmの正八面体を4つ作り、そのうちの1つを
10cmの大きな正八面体の中に入れました。
ちなみに
組み合わせや大きさは各自自由に作りました。
あー嬉しい 本当に嬉しい
どうしてこんなに嬉しいんだろう
エネルギーたくさんいただきました。
明日も引き続きヒンメリについて書きますね。