アルペンブーツ・セッティング | スノーワークショップ・店長のひとりごと♪

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お疲れ様です。

今日は台風の影響で時より強い雨が降ったり、そう思えば 日差しが出たりと
気まぐれなお天気でした。

また、蒸し暑かったです。

先日のセッティングの続きになりますが、
アルペンブーツのセッティングは皆さんどうされているでしょうか?

アルペンブーツは前後左右の傾きを調整できるようになっています。

前後の傾きを調整されている方は多いのですが
左右を調整されている方は少ないようです。

とわ言っても足は回内・回外と足首から上の脛の傾きが人によって様々です。

そのため 左右のサイドカントを調整し脛の傾きを合わせないと
ブーツによりダイレクトなプレッシャーをかけられないわけです。

順番的には まずインソールで足の状態を安定させる必要があります。

その次に サイドカントの調整です。

DEELUXEのTRACK325を例にあげましょう。
TRACKのサイドカントシステムをバラしてみると写真のようになっています。


サイドカントシステム



真中の6角形したプラスチックと円のホルダーパーツがギザギザ同士になっていて
両端をボルトとナットで締められるようになっています。

ホルダーパーツと6角形したプラスチックの位置でサイドカントを調整します。
角度は-4°~7°で調整可能だとおもいました。

6角形したプラスチックのパーツは使用を繰り返すと固定が甘くなって
ずれてしまうことが多いのでメタルの固定カントに交換するとよいかと思います。

金属のプレートは固定カントプレートになり 真中に穴が開いている0mmのほかに
穴が外にずれる感じで2mmと4mmがあいます。

出荷時のTRACKは外側に4°カントが付いています。

ブーツを履き、膝の中心が人差し指の方向にスムーズに曲らないようでしたら
インソールとサイドカントの調整をされ方が良いと思います。

足首の可動が悪い証拠ですし、このことは膝、股関節の可動に影響が出てくると考えています。

根性でどうなるモノではなく、身体に無理な動きをさせることになり
足首痛・膝痛や腰痛に繋がります

ここをクリアーしないとビンディングのセッティングに進めないわけです。

インソール製作の際、ブーツのサイドカント調節をご希望の方は 
ボードとビンディングもお持ちください。

要予約でお受けしていますので、お気軽にお申し出下さい。

今度、勉強会しようかな。