コメディーのネタを考えるのは楽しい。考えながら自分で笑ってしまい、ウキウキしてくる。しか

 

し、こういう犯罪を告発するのは少しも楽しくない。気が重くなるばかりだ。

 

 警視庁公安部によるPCのハッキングはこのブログを書き始めた9年前にはもう始まっていた。警

 

視庁公安部にネット上で嫌がらせを受けるようになって、10年以上は経つ。2012年の8月に、当

 

時私が書いていた、「田吾作シンドバッドの日本のマスコミを読む」というブログで、警視庁公安部

 

によるネット上の監視とそれを知りながら無視して取材しないNHKについての記事を書いたことが

 

ある。もうすでに何度か紹介したので昔からの読者の方は知っている記事だが、最近の読者のために

 

また載せる。

 

 まだ、エドワード・スノーデンによる、アメリカ国家安全保障局による、全国民のプライバシーの

 

監視の問題が明るみに出される前に、日本でも警視庁公安部によって同様なことが行われていた。2

 

010年10月に警視庁公安部が日本に在住するムスリムの個人情報(例えば銀行の口座預金や、出

 

入りしているモスク、あるいはネット上のルームで交わされるチャットの内容など)を洗いざらい調

 

べ上げ、日常行動を監視、あるいは尾行して調べた記録の内部文書が何者かによってネットに大量流

 

出するという、警視庁国際テロ捜査情報流出事件というのが起きた。これは事実上在日のムスリムを

 

テロリスト予備軍としてみなすやり方で、多くのムスリムがプライバシーと人権を侵害され、訴訟を

 

を起こしたのだった。私は、すでに警視庁公安部にハッキングされ、精神的な被害を受けてうつ病に

 

なり、この事件に非常に興味があったので、わざわざ東京地裁まで裁判を聞きに行ったのを覚えてい

 

る。

 

 

 私が、昨日、夜の8時以降に見ていたのは、まさに日本に暮らすイラン人のムスリムで女優でもあ

 

る、サヘル・ローズさんがイランに住む友人にイランのコロナ事情をネットを使って聞くという、実

 

に貴重な素晴らしい企画だったのだ。サヘル・ローズさんは、本当に素晴らしい人格を持っている魅

 

力的な女性で、すでにロンドン・アメリカ・南フランス・フィジーに住む友人たちに、国の状況はど

 

うなっているのか?コロナ対策はどうなっているのか?など現地に暮らす人間にしかわからない貴重

 

な話を友人たちから聞いてくれたのだった。個人でこういうことをやるというのは大変だと思うが、

 

自分がやるべきだと信じることを何としてもやり遂げる情熱が彼女の素晴らしいところである。全く

 

見上げた女性で、親のいない児童や虐待されている児童のために、児童養護施設を作る夢を持つとい

 

う立派な女性である。私は彼女をNHKBSの「イスラムに愛された知の巨人 井筒俊彦」という番

 

組で知り、ツイッターやインスタのフォロアーになったのだった。

 

 私は昨夜、8時からサヘル・ローズさんの友人である、イラン人のアミルさんという映像作家のイ

 

ランのコロナ事情を聴いて色々新しいことを知ったのだった。イラン人は思いやりのある人々で愛に

 

満ちているけど、国営放送は信用していないこと、コロナによって家族の距離が縮まり、家族の絆が

 

強まったことなど・・・・・お二人とも思いやりと助け合いで一緒になって世界の平和を目指そうと

 

いう素晴らしい内容だった。ロンドン編、アメリカ編、南フランス編、フィジー編も大変参考になる

 

ので、お時間のあるかたは是非ご覧になって頂きたい。

 

 

 

 

  そして、イランという国に興味を持ち始めて、イランに行って、イランでサヘル・ローズさんを

 

撮影したという日本人カメラマンの話の動画を見始めたのだった。そして、30分くらいしたら、突

 

然、ネットがつながらなくなったのだった。私がPCで何を見ているか、何を書き込んでいるのか、

 

常にリアルタイムで警視庁公安部は監視している。そのことはもう10年近く、私にとっては自明の

 

ことになった。私が出すメール、SNSでの発信、コメント、いいねなども公安警察はちゃんと把握

 

している。そして例えば、私が2チャンネルに何かを書き込めば、そのIPアドレスからNHKと警

 

察は、協力して発信者を特定できる。そうすることが当たり前になっているのが、NHKと警察のズ

 

ブズブの関係なのだ。もはやこれは全体主義監視国家である中国とほとんど変わらないような状態で

 

あると言える。

 

 NHKは非常に良質な番組を多数作っている。私はほとんどNHKしか見ないし、特にBSではよ

 

い番組を作っていると思うが、政権との距離の取り方には多くの疑問を感じる。例えば、アベノマス

 

クが回収されたことなどを報じただろうか?安倍政権の顔色を伺って忖度していると思われても仕方

 

ないだろう。組織の在り方に大きな二枚舌があるのである。

 

 特に今のような平時でない時こそ、メディアと国家権力との関係がはっきり浮き彫りになるように

 

思われるので報道のあり方を注視したい。

 

 

 

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