年末、今年最後のお取り寄せ品が到着。
菓匠三全にて購入した「晒(さらし)よし飴」。
缶の中にはたっぷりの粉、そしてキラキラ光沢のある薄い飴が入っています。
「晒よし飴」は今や入手困難なお菓子、仙台「九重本舗 玉澤」の冬季限定商品「霜ばしら」の原型と言われています。
「晒よし飴」の製造は元祖晒よし飴本舗 市場家。
「晒よし飴」は、今から約350年前、五代将軍徳川綱吉の時代から仙台藩祖伊達政宗公家臣で旧伊具郡角田町(宮城県角田市)の臥牛(がぎゅう)城主石川公の御用菓子司を勤めていた、市場家の先祖が作り上げた
ものなのだそうです。
その店から分かれた親類が店を開き、時代に合わせて一回り小さく食べやすい形に整えたのが「霜ばしら」なのだとか。
なので、形状はとても似ていますね。
<過去記事>
*【入手困難な幻の品に!?】冬季限定「霜ばしら」/仙台・九重本舗 玉澤【薄い板状の繊細な飴が特徴】
厳選した良質の水あめと砂糖のみを使用し、適度な温度と湿度を保った作業場で、機械をいっさい使わずに人力だけで飴を極限まで引き延ばし作り上げたという「晒よし飴」。
「霜ばしら」に比べるとサイズが長め。
口に入れた瞬間ホロホロと崩れ、水飴の甘さが広がります。
内部には百数十の髄(空洞)があり、蜂の巣のようになっています。
独特な食感と次第に口の中に広がる甘さがクセになります。
「霜ばしら」に似ているようでちょっと違う「晒よし飴」。
年末年始にゆっくりと家族で味わいたいと思います。
「霜ばしら」に関する過去記事
*2014年
2024-01-11
*【入手困難な幻の品に!?】冬季限定「霜ばしら」/仙台・九重本舗 玉澤【薄い板状の繊細な飴が特徴】
