印象的なパッケージデザインが気になって購入したのは個包装のカステラ。
長野・松本の和菓子&洋菓子の老舗 和菓子司「開運堂」の「ピケニケカステラ」、「ピケニケカステラ 珈琲」。
“ピケニケ”とはカステラの祖国ポルトガル語で「遠足」という意味なのだそうです。
カステラというと1本という塊で販売されているのが通常でしたが「開運堂」はもっと手軽に「遠足」にも持って行けるようにと、一切れずつ便利なものにしようと密封パックの個包装し、平成元年に「遠足」という意味の“ピケニケ”を商品名とし「ピケニケカステラ」の販売を開始したのだそうです。(※「ピケニケ」は開運堂の登録商標)
今でこそカステラの個包装って多く見かけますが、その先駆けのような商品なのですね。
しかも100%長野県内産の小麦を使用しているのだとか。
1切れずつだから食べやすいですし、持ち歩きにも確かに便利。
そして何より美味しいです。
「ピケニケカステラ 珈琲」は粉砕したコーヒー豆とコーヒーパウダーを使用しているということで思ったよりコーヒーの風味を感じるカステラでした。
「ピケニケカステラ」パッケージデザインは染色工芸家柚木沙弥郎さんによるものでした。奇しくも今年1月に102歳で亡くなられた柚木沙弥郎さん、そんなことも思いながら美味しくいただきました。
開運堂に関する過去記事
*【口の中で溶けていく食感がクセになる】ポルポローネ「白鳥の湖」/和菓子司「開運堂」
柚木沙弥郎さんは広島「高木」のカステラ&クッキーのパッケージもデザインしておりますよね。