京都嵐山・御菓子司「鶴屋寿」の「嵐山さ久ら餅」。
こちらの桜餅は“道明寺糒(ほしいい)”本来の色をそのまま生かした優しい色合いの“白”が特徴的ですね。
嵐山で最初のさくら餅専門店として、通年製造販売されているのだそうです。
「嵐山さ久ら餅」は、嵐山の名料亭「吉兆」からの依頼で、料亭に訪れるお客様への手土産として考案し作られた、というのが誕生のきっかけなのだとか。
そして、特徴的な「白い桜餅」は、吉兆(本来は上が「土」)の創業者である故・湯木貞一氏の「四季を通じて供する「桜餅」であれば、季節感を主張しない白い桜餅が良い」との助言から生れたとのこと。
材料はすべて吟味に吟味を重ねた国産。
桜葉は伊豆地方の特産品でもある大島桜の葉を使用。
こし餡道明寺で包み込み、塩漬けされた二枚の葉で包んでいました。
日が経った場合、1〜2分蒸していただくか、あるいは葉をつけたまま油で揚げると、また違った風味で楽しむことも出来るそうです。葉をつけたまま揚げるというのは興味深いですね。