秋田県立美術館もある「秋田市エリアなかいち」。
千秋公園に面するエリアに4つの施設と広場があって、商業施設「@4の3(アットヨンノサン)」には飲食店や秋田の物産などが販売されているので帰省の度に立ち寄っています。
そんな「@4の3(アットヨンノサン)」の店舗の1つ、秋田の食材にこだわった飲食・銘菓のテイクアウト・イートインが出来る「秋田畑」で購入したのは昔懐かしいパッケージに入ったハンバーガー。
子どもの頃、スケート場などの自販機で見かけた記憶がある「BIGバーガー」。
秋田経済新聞の記事「秋田の自販機向けバーガー、店頭販売でも人気に 手作りバンズが好評」によると、秋田県立スケート場や市内の街角に設けた自販機で1970年代から販売されていたもので、「秋田の元祖B級グルメ」とも言える商品のようです。
製造元の倒産などの曲折を経て、現在、スピードスケート選手として国体で7回の優勝経験を持つ森林純一さんが自宅の工場で製造を受け継いでいるのだとか。
そか。秋田だけのハンバーガーだったのですね。
レトロ感満載のパッケージは市内デザイン会社が制作した発売当初から変わらない紙箱を使用しているのだとか。
「チーズ」と「テリヤキ」の2種類あって、各200円。
店内で温めてもらって食べることが出来ましたが、持ち帰って食べることに。
商品と一緒に「食べ方」についての説明書も入っていました。
どちらもとってもシンプル。
バンズの中にハンバーグとケチャップ、マヨネーズ、ソースやチーズを挟んだものでした。
ハンバーグは市販のハンバーグや冷凍食品のハンバーグのような感じ。それが結構大きめです。
パンはもっちりしていてちょっと固め。パンに切れ目を入れて挟み込むような感じになっています。(この形はマルエツでいうと「パーカー」となるのかな。)バンズは製造者の奥様の手作りというのも味が有りますね。
B級グルメ感満載のハンバーガーでした ( ´艸`)
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その後検索していてこの「BIGバーガー」の詳細について知ることが出来ました。
*秋田県にあるレトロ自販機「BIGバーガー」が美味かったので調べてみたら、実にいい自販機だった。
色々と背景がわかり、興味深かったです。
また、秋田経済新聞の記事には「専用自販機の製造も終了し、老朽化などにより設置済み自販機も撤去」と有りましたが、SNSで見るとまだ自販機で販売されているようなので、せっかくなので自販機があるという場所まで行ってみることに。
すると、確かに「BIGバーガー」の自販機がありました。
販売しているのは「チーズ」と「テリヤキ」と、先日購入したのと同じですが、こちらは各150円でした。
“震災後よりパンを手造りにしております。若干大きさ、形等違いがありますが御理解のほど宜しくお願いします”という文章も。
さらに、このような貼り紙もありました。
故障していたのを修理して再稼働したのだとか。
そして1日20個限定だとも知りました。
この自販機がいつまで設置されているのか、そして「秋田畑」で販売されるかは不明ですが、懐かしさとともにまた食べてみたいです ( ´艸`)