目指すのは“みんなで一緒に「おいしいね!」”  第1回 永谷園 食物アレルギーセミナー | *スノーフレーク*のお買い物日記

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アイコンママブロネタ「子どもの病気・アレルギー」からの投稿



スーパーの店頭で見つけたのは、子どもが大好きな「妖怪ウォッチ」や「アンパンマン」が描かれた、カレーやまぜこみごはんの素といったキャラクター商品。
シールやキャラクターのかまぼこが入っていて、これは子どもが欲しがりそうですよね。




…実はよく見ると、これは食物アレルギー物質である「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆」などを使わずに作った食物アレルギーに配慮した商品です。


先日、こうした食物アレルギー配慮商品の開発に力を入れているという永谷園が主催したセミナー「第1回 永谷園 食物アレルギーセミナー」に参加する機会がありました。




“食物アレルギーについてもっと知ろう”ということで以下のようなセミナー内容となっておりました。

【セミナー内容】

第一部
 テーマ:食物アレルギー ~基礎知識と対応について~
  1)食物アレルギーの子を持つ親の会 概要
  2)食物アレルギーを知る
  3)アレルギー表示と情報提供
  4)非常食
  5)社会的対応

 講師:食物アレルギーの子を持つ親の会 
    代表 武内澄子氏

第二部
 テーマ:永谷園における食物アレルギー配慮商品の取り組み

 講師:株式会社永谷園 A-FREE 委員会(アレルギーフリー委員会)
    委員長 海野博志氏

試食・質疑応答
 試食「エー・ラベル あたためなくてもおいしいカレー3年保存中辛」
 

 
***


食物アレルギーとは、「食物を摂取した際、身体が食物に含まれるタンパク質(アレルギー物質)を遺物として認識し、自分の身体を防御するために過敏な反応を起こすこと」。
(「アレルギー物質を含む加工食品の表示ハンドブック2014」消費者庁)


まずは、武内さんより食物アレルギーの実情や取り巻く現状、問題等についてお話を伺いました。

食物アレルギーといってもアレルギー物質を食べるだけでなく、運動、経皮感作などでも症状を引き起こす場合があることなどを知りました。

そして、日々の食生活では原因となる食物を必要最小限に除去をする際に非常に苦労しており、中でも加工食品等における原材料の表示についてはまだまだ沢山の問題や課題を抱えていることを知りました。


例えば永谷園のお茶漬は原材料表記以外に、<食物アレルギーをお持ちの方へ>として生息域等を表示しているそうです。




***


永谷園では、2001年に厚生労働省より「アレルギー表示制度」が告示され、食物アレルギーに対する関心が高まってきたことなどを受け、2002年に食物アレルギー配慮商品「アンパンマンカレーミニパック」を発売したそうです。

その反響がとても多かったことから本格的に食物アレルギー配慮商品に取り組み始めたそうです。

そして、全社的取り組みとして食物アレルギーに配慮した商品に関わる問題を検討するための社内委員会「A-FREE 委員会」を2003年に発足させ、オリジナルの商品ブランドに「エー・ラベル」シリーズや「食物アレルギーに配慮したキャラクターシリーズ」を展開しているそうです。

 ★「エー・ラベル」シリーズ


セミナー会場には現在発売されている16品が展示されていました。





これら以外に学校給食や病院給食などの業務用もあるそうです。





アレルギー配慮商品は全て、特別な管理体制・生産体制のもと、原料の選定から、コンタミネーション(原材料としては使用していないにも関わらず、特定原材料等が意図せずごく微量、最終商品に混入してしまうこと)などの危険性を防止する生産・出荷方法で生産し、発送しているそうです。


なお、生産体制や品質管理については「永谷園」HPにて詳しく紹介されております。

 ★「永谷園」HP 食物アレルギー配慮商品



こうしたアレルギー配慮商品は、食物アレルギーを持っていない人でも満足のいく品質となっていて、家族やお友達と一緒に食べることができるとのこと。

…というわけで、セミナーでは「エー・ラベル あたためなくてもおいしいカレー3年保存中辛」を試食しました。





食物アレルギー物質である「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆」、香料、着色料、化学調味料不使用とのことですが、思ったよりスパイスの風味もあり、あたためなくても十分に美味しかったです。

非常食としてこのような商品があるというのはとても良いと思いました。


2002年の社長のコメントというのが紹介されていましたが、



こうしたアレルギー配慮商品を必要と支持されている限り販売を続け、さらに委員会を設けて検討し商品開発をしていること、


そして



安全でおいしく、みんなで一緒に「おいしいね!!」と食べられる商品を目指していると知り、とても良いと思いました。

そして、食物アレルギーを持っている人たちだけでなく、もっと広く知って欲しいと思いました。


様々な側面から食物アレルギーについて学ぶことが出来、セミナーに参加してよかったです。

ありがとうございました。