こんにちは!

夫婦で訪問介護事業所を営む看護師ヘルパーさつきです

今日は終戦記念日ですね

ということで、ご利用者様から伺った戦争体験の話を少し書いてみたいと思います

 

 

 

 

 

今日は79回目の終戦記念日

利用者さんの中には79歳以上の方も

多くいらっしゃるので

時々、戦争のお話も伺うことがある

集団疎開していた話

空襲の話

軍隊に所属していた話

今までいろいろお聞きした

 

近くに軍の飛行場があり、

いつ攻撃を受けるかと不安でいっぱいだった

でもそこは攻撃されなかったが

遠くのほうで空襲があり

延々と燃え盛る炎の光が夜中まで

ずっと見えていて怖かった

そうお話されていた

 

またある人は

軍の将校として1団体を率いて

海沿いの防衛線を任されていた

いよいよ本土にまで敵が攻めてくる

そこまで日本は追い込まれていたんだと

自分はここで死ぬんだと確信していたと

でも79年前の今日、玉音放送が流れ

敵が来る前に戦争が終わった

そのあとも軍隊に所属していた自分は

敵に捕らえられて殺されるのではないかと

数カ月は気が気ではなかったそうだ

 

またある人は

学徒出陣で特攻隊として

配属されていた

おそらくあと数日、数週間

終戦が遅ければ出陣していただろうと

お話されていた

 

どの方のお話もそれを経験していない

私にとって、想像を絶する

過酷な体験だったのだろうと思う

理解も共感も遠くお及ばない次元の

お話なのだと思う

そうして生き残った人たちが

築き上げてきた今に私は生きている

私がこうして生きていること自体、

そうした過酷な体験を経て

生き残った人たちが生き続けてきた

結晶のひとつなのだろう

 

戦争を体験した人たちもかなり

高齢になっていて実際に話を聞く機会も

そう多くなくなっている

貴重なお話ばかりなのだ

その一つ一つのお話に

私の乏しい想像力を総動員して

当時の状況を想像してみるが

やはり、現実とは乖離しているのだろう

それでも、想像してみること自体が

大切なことだと思う

貴重なお話から何かしらを

感じ取り考え、想像する

何もしないよりはましなんだろうと思う

今も世界では戦争が続いている

戦争を経験した利用者さんが必ず言う言葉

「戦争は嫌だ」

「戦争なんてするもんじゃない」

こういう言葉だ

経験した人は2度とやりたくない

と必ず言うのにどうして戦争は

なくならないのだろう

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