こんにちは!ニコニコ

夫婦で訪問介護事業所を営む看護師ヘルパーさつきです

今日は自分で作る料理について書いていきたいと思います星

 

 

 

 

 

 

 

家庭料理には

それぞれの家の味というのが

存在するだろう

同じ料理であっても

各家で味付けの仕方が

少し違っていたり、

入れる具材が違っていたり、

そういうのを実家の味とか

おふくろの味とか、

言ったりするのだろう

 

私が初めて

料理らしき料理を覚えたのは

中学生くらいだった

豚の生姜焼きスプーンフォーク

私が初めて作った料理だ

一人で作れるようになり

大人の階段を一つ登った気がした

 

うちは共働きで

母も残業が多かった

そのため、高校生くらいからは

割と普通に夕飯を作ったりしていた

生姜焼きから始まり、

いろんな料理の作り方を

母に教わったり、レシピ本を見たり、

たまには勘で作ったりするから

盛大な失敗もあった

 

ハンバーグが食べたい!

もう何度も食べてるんだから

私にも作れる!

食べるのと作るのは別次元

だと思うが、当時の私は

既にいくつかの料理を

マスターしていたため調子に乗っていた

デミグラスソースは

あの缶詰のヤツだから

大体味は同じようにできるだろう

そう思って、自分で作った

ハンバーグとはひき肉に

味をつけるものだとは知らず、

ひき肉の塊を焼いてソースをかけたら

ソースの味で美味しいものだと

確信して作り、全然普通にまずかった

ナツメグというスパイスの

ありがたさを知った

それからは何を作るにしても

作り方を知らないなら

一旦レシピを確認する

という知恵を付けたニヤリ

 

 

 

それからだいーぶ時間が経ち、

私も結婚して家庭を持った

そうすると、母とは違う

自分のオリジナルの料理

というか、味付けの仕方が

出来上がってくる

その一つがこれ

 

 

 

 

にんじんしりしり

もとは沖縄の郷土料理ナイフとフォーク

しりしりは沖縄の方言で

千切りを意味するらしい

基本的にはにんじんの千切りと

卵を炒める料理だが、

今ではスーパーのお総菜コーナー

でも見かけるくらい全国区だ

そのぶん、レシピも数多ある

私が子供の頃には

見かけなかった料理なので

母から教わることはなかった

 

私はオリーブオイルとにんにくで

人参と玉ねぎとツナを炒め

塩コショウとコンソメの顆粒で

味付けをして最後に卵を入れて

炒め合わせてフィニッシュ

あればバジルなんかも入れたりする

洋風な味付けでつくる

 

母がある時、にんじんしりしりを

作って持ってきたが、

母はごま油と醤油ベースの

和風な味付けだった

全く別物の味付け

びっくりしたびっくり

そうか、この料理は

母に教わってないから

こんなに違うのかと気付いた

 

そして、母とは違う味付けの

料理を作っているとういことは

私は私の家庭の味を

作っているのだなと感じた

遠い昔、母と同じ味を目指して

料理を作ることで大人になれた気がした

そして今度は母とは違う味付けの

料理を作ることで自分の家庭を持てたと

実感したのだった

こうやって各家庭の味というのが

出来上がっていくものなのだろう

 

私が最初に覚えた生姜焼き

これも実家の作り方は

豚肉の薄切り肉にショウガと

醤油・酒・みりんで下味をつけ、

スライスした玉ねぎとシイタケを

一緒に炒めるスタイル

だが、うちの旦那さんは

玉ねぎが嫌いなのである

とはいえ、玉ねぎなしの

生姜焼きなんて

生姜焼きにならない

生姜焼きと玉ねぎは

右京さんと亀山薫くらい

切っても切れない相棒なのだ

 

なので結婚してからは

玉ねぎをみじん切りにして

豚肉を薄切りではなく

少し厚めのお肉を焼き付けて

みじん切りの玉ねぎとショウガと

醤油・酒・みりんで作ったたれを

絡めてつくるタイプの生姜焼きに

したところ、喜んでくれた

(ふん、手間のかかるヤツめえー

 

一緒に暮らす人の好みによっても

各家庭の味というのは変化する

継承されていくものと変わっていくもの

それぞれあっていい

そうやって家庭料理は進化していく

にんじんしりしりは

私に自分の家庭料理というものを

作っているんだと教えてくれた

料理なのだ

 

ランキングに参加しています

良かったら応援お願いします↓↓

にほんブログ村 その他日記ブログへ
にほんブログ村