こんにちは!ニコニコ

夫婦で訪問介護事業所を営む看護師ヘルパーさつきです!

介護をするうえで切っても切れない問題、それが「おトイレ問題」だと思います

とてもデリケートな問題ゆえになかなかご家族ですら介入できないこともあります

今日はそんなおトイレ問題を考えたいと思います

 

 

 

私の祖母もそうだった

最初はみな、トイレの失敗を

隠そうとしてしまう

誰にも知られたくない

当たり前だろう

誰よりもショックなのは

当のご本人だ悲しい

 

トイレの問題はとてもデリケート

誰かに相談しようにも

恥ずかしいという気持ちが

先に立ってなかなかできず

一人で悩んでしまうことが多い

私たち介護者もなかなか

この問題に立ち入れるように

なるには時間がかかる

 

だれしも、たとえ何ができなくなっても

トイレだけは自分で完結させたい

そう思うだろう

それほどまでに、

トイレの失敗はその人の自信を奪う

容赦なく、奪われてしまう

度重なれば次第に不安が強くなり

外にも出られなくなってしまう

自分で片づけができず、

他人にやってもらったりすれば

益々申し訳ないという気持ちで

いっぱいになり、更に自信を無くす

 

そうなる前に、失敗を防ぎたい

だからと言って、安易にすぐ

オムツを使おうというのも違うと思う

オムツを履くということを

受け入れるのは勇気がいることだ

最後までトイレに行くということを

諦めたくはない

何が原因で失敗してしまっているのか

まずはそれを見極めることが重要だ

トイレまでが遠いなら

ポータブルトイレを設置するとか

トイレの場所が分からないなら

分かりやすくポスターを貼るとか

はたまた尿意や便意が

分からなくなっているのか・・・

その場合、施設介護のように

常に誰かがそばにいれば

定期的なトイレ誘導とかで

失敗を減らすということもできる

だが在宅介護となると

なかなかそうもいかない

となると、いよいよ

オムツの出番か・・・真顔

と、こちらが思ってオムツを

提案しても、その受け入れも

なかなかどうして

最初は難しかったりもする

誰だって最初は抵抗がある

認知症で自分がトイレの失敗をした

ということを認識できていなければ

尚更受け入れは難しくなる悲しい

 

私はそもそもあまり「オムツ」

というワードは使わない

履くタイプのオムツはリハビリパンツ、

もしくは紙パンツと言う

相手によってはもう普通に下着と言っている

オムツというワードそのものに

抵抗感があったりするのだ

オムツではなく便利な下着だと

思ってもらった方がいいニコ

「今はいい下着がいろいろあるから

これでもう安心」ニコニコ

認知症のためにトイレを失敗した

という出来事を忘れていても、

失敗してしまったときの

嫌な気持ちは残っている

気持ちだけが残されると人は不安になる

そりゃそうだろう

何があったか分からないが

とにかく嫌な気持ちがあるのだから

そんな風になったら不安しかない

だから、「これでもう安心です」

と、おまじないをかける

「トイレの失敗をしたから

オムツを履かなくちゃいけないんです」

などと事実を理解させようなんて

してはならない

不安を煽るだけになる

認知症の人は特に不安感が強い

自分がまた忘れるかもしれない

何があったか分からない

過去にも未来にも不安が募る

だから少しでも安心感を得てもらう

それが一番大切だ

紙パンツ=安心が得られるもの

と思ってもらうことが

紙パンツを受け入れてもらう

一番の近道だと思う

 

トイレの問題は

とてつもなくデリケートで

難しい問題だ

紙パンツひとつで

すべてが解決するわけでもない

一つ一つ

ケースバイケースで

丁寧に向き合っていくべき

問題だなと思う

 

 

 

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