いびき 睡眠時無呼吸症候群 睡眠呼吸障害 口呼吸 吃逆(しゃっくり) -19ページ目
朝日新聞 2007年08月21日 より

肥満の一部はウイルスが原因? 米グループが発表

肥満の一部はウイルス感染によって起きるらしい——。
こんな研究を、米ルイジアナ州立大のグループがまとめ、
ボストンで開かれた米化学会で20日発表した。
ロイター通信などが伝えた。

肥満の人は、そうでない人に比べて、風邪や結膜炎の原因と
なるウイルスの仲間アデノウイルス36に感染している割合が
高いとされているが、感染との因果関係ははっきりしなかった。

研究グループは、美容のために行われる脂肪吸引で得られた
人間の脂肪組織から、さまざまな細胞に変化する能力を持つ
幹細胞を抽出。
このウイルスを加えた。

その結果、ウイルスを加えられた幹細胞の半分以上が脂肪細胞
に変わったが、加えられなかった幹細胞で同様の変化を示した
のはわずかだった。

ウイルスが肥満の原因だとはっきりすれば、ワクチンが開発で
きそうだというが、研究グループは「すでに肥満の人には
役立たないだろう」としている。

アデノウイルス36は以前から、肥満との関連が疑われてきた。

米ウィスコンシン大学の研究チームは00年、このウイルスに
感染させたニワトリやハツカネズミが、感染させなかったもの
より脂肪を2倍多く蓄積した、という論文を発表している。

朝日新聞
http://www.asahi.com/health/news/TKY200708210423.html

長引く咳:胃食道逆流症かも? 胃酸、胆汁が食道へ--加齢、肥満、食生活が原因

「胃食道逆流症」(GERD)は、げっぷなどの空気や胃酸、
胆汁が胃から食道に逆流する病気だ。
消化器の病気でありながら、慢性的な咳(せき)など、呼吸器
に症状が出ることがある。
医師の理解はまだ十分ではなく、患者の中には発見が遅れて
重症化するケースもある。
病気を知り、診断の際に的確に医師に症状を伝えることが治療
への近道だ。
GERDの症状や治療法を紹介する。【望月麻紀】

GERDの典型的な症状は胸焼けだが、のどの違和感、咳、
中耳炎などの症状が出ることもある。

逆流が起こる原因の一つが加齢。
下部食道の筋肉の締まりが悪くなるなどして逆流が起こり
やすくなる。
 ・肥満や衣類の締め付けで腹圧が高い
 ・脂肪や刺激物の多い食生活で胃酸が多い
 ・食べ過ぎ
 ・姿勢が悪い
なども原因になることから、生活習慣病とも言われる。

そのため治療には胃酸の分泌を抑える薬の服用と同時に、生活
習慣の改善が求められる。
再発もしやすいので長期的な注意が必要だ。

胃から食道への逆流によって呼吸器に症状が出る仕組みは
いまだに分かっていない。
逆流でのどの奥に炎症が起こる「直接障害説」と、逆流で神
経が刺激を受けて咳などが出る「反射説」が主な2説だが、
いずれも確認されてはいない。

◇ぜんそくと併発も--胃酸を抑える薬で改善

米国の研究では、GERDは慢性的な咳「慢性咳嗽(まんせい
がいそう)」の3大原因疾患の一つに挙げられている。

専門医で作る日本咳嗽研究会によると、日本の慢性咳嗽の3大
原因疾患は、
 ・副鼻腔(びくう)気管支症候群
 ・アトピー咳嗽
 ・咳ぜんそく
だが、たんが少ない乾いた咳に限れば、GERDが原因疾患の
割合は0.5~14%に上るとの報告がある。

しかも成人に限らない。慈恵医大青戸病院小児科の青田明子
医師は05年10月~06年9月の間に入院した中等症以上の気管支
ぜんそく患者15人(平均年齢2歳)に対し、食道下部の酸性度
を計測するなどしたところ、4人がGERDを併発していた。

併発している場合、ぜんそく症状が重症化するだけでなく、
ぜんそくの発作時に逆流が起きるとも考えられている。
この悪循環で、咳が重症化しやすい。青田医師は「小児気管支
ぜんそく患者でもGERDの合併頻度が高いことが確認された。
診察の際、念頭においておくことが必要だ」と話す。

診断には、内視鏡検査で食道の炎症を調べたり、鼻から通した
細いセンサーで食道下部の酸性度を24時間計測したりする。
胸焼けなどの自覚症状がありながら、内視鏡検査では炎症が
見つからない「非びらん性胃食道逆流症」も多い。
日本咳嗽研究会代表世話人の金沢大病院呼吸器内科、藤村政樹
助教授は「医師の理解も十分ではない」と指摘する。

こんな例がある。東京都内の半蔵門病院アレルギー・呼吸器
内科の灰田美知子医師は、ぜんそくの発作を抑制するための
主治医の服薬指導を守っていながら、咳で夜も眠れない中学
3年の女子生徒を診察した。
「(指示通り)気管支拡張剤を飲むと、むしろ咳が出る」と
いう患者の訴えからGERDを疑い、胃酸を抑える薬を処方
したところ改善した。
灰田医師は「受験勉強で夜食を食べる生活習慣も影響していた
ようだ」とみる。

また慢性咳嗽で別の病院に入院していた30代男性の場合、一度
はGERDを疑われて内視鏡検査を受けたものの、非びらん性
で確定診断されず、十分な投薬が受けられないまま5カ月入院
していた。
半蔵門病院でGERDと診断され、職場復帰も果たしたという。

◇医師と患者、情報共有を

灰田医師は、GERDを見逃さないよう、初診の患者に
「Fスケール問診票」を渡し、GERDの可能性を最初に
調べている。

この問診票は、群馬大病院光学医療診療部の草野元康助教授が
作成した。
米国で作られた問診票が治療効果の判定に使いにくいなどの
課題もあり、独自に作成した。

内視鏡検査で炎症が確認されたGERD患者124人に、主な
消化器の症状や「夜眠れるか」など50項目について有無を尋ね、
最多回答12項目を選んだ。
それぞれの症状の頻度を点数化して、合計点数が一定以上の
場合、GERDが疑われる。

内視鏡検査や食道の酸性度測定で診断をつけるまでには時間も
手間もかかる。
このため、日本咳嗽研究会は01年「あまい診断基準」を策定。
一定条件を満たせば、とりあえず胃酸を抑制する薬を処方する
方法を示した。

藤村助教授は「医者も患者も情報を共有することが必要」と
言う。
研究会はホームページで医師向けにGERDなど慢性咳嗽の
原因疾患の診断基準と治療法を紹介し、一般にも原因疾患の
一覧を公開。
「長引く咳の原因が表にあるはず」と、表を持参して医療機関
を受診するよう勧めている。

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◆胃食道逆流症の主な症状◆
(1)胸焼けがする
(2)おなかがはることがある
(3)食事をした後に胃が重苦しい(もたれる)ことがある
(4)思わず手のひらで胸をこすってしまうことがある
(5)食べたあと気持ちが悪くなることがある
(6)食後に胸焼けがおこる
(7)のどの違和感(ヒリヒリ)などがある
(8)食事の途中で満腹になってしまう
(9)ものを飲み込むと、つかえることがある
(10)苦い水(胃酸)が上がってくることがある
(11)げっぷがよく出る
(12)前かがみをすると胸焼けがする
※「Fスケール問診票」から抜粋
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日本咳嗽研究会ホームページ
http://www2.eisai.co.jp/netconf/cough/index.html
サイト内では、咳の専門医も紹介している。



[出典]毎日新聞 2007年2月12日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/news/20070212ddm013100113000c.html



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「胃食道逆流症」は、むし歯や口臭、さらにはいびきとも関係
がある。
胃酸はpH2前後、エナメル質が溶け出す臨海pHは5.5である
から、「胃食道逆流症」の人はどんなに歯ブラシをしても
むし歯になる可能性がある。

いびきをかく人は「口呼吸」のため、夜間就寝時に唾液が乾燥
してしまう。
唾液による胃酸の中和が起こらないため、尚一層むし歯になり
やすい。

特に、酸っぱい匂いのする口臭の人は要チェックである。
自分では気がつかないことが多いので、家族や友人にチェック
してもらう必要がある。

3歳児健診で、既にこの酸っぱい匂いのする口臭のする子ども
がいる。


[チェックリスト]
http://yokoyama-dental.info/auatoeehiaaename.html
asahi.comより

パニック障害
激しい発作と恐怖感  抗うつ薬で治療に効果

パニック障害は突然、心臓がどきどきする、呼吸が苦しくなる、
激しいめまいがするなどの自律神経系の嵐のような身体症状と
ともに、激しい不安を中心とする精神症状が発作的に発現する
病気です。
このままでは死んでしまうのではと激しい不安を訴え、救急車
で病院に運ばれることがよくありますが、心電図検査やMRI
画像検査などの検査では異常が発見されません。
内科の医師からは当初、狭心症などの心臓疾患を疑われるの
ですが、検査では異常が見つからず、自律神経失調症、心身症、
心臓神経症、過呼吸症候群などと診断されることが多いよう
です。
もっとも、つい最近まで、精神科の教科書でも不安神経症と
して分類され、精神分析などの精神療法の対象とされていた
ために、いまだに混乱した状況にあるように思われます。

今から40年ほど前に米国の精神科医クラインが、当時「不安・
恐怖反応」と診断していた一群の患者に、うつ病に効果がある
ことが見いだされたばかりのイミプラミンを投与したところ、
激しい不安発作が劇的に消失したことから、新しい症候群と
してのパニック障害が日の目をみることになったのです。
1980年には米国の精神医学会の分類に採用され、広く認知
されるようになったわけです。

かつては、精神療法のみが治療法と考えられていた不安神経症
の中で特徴的な症候を示す一群の疾患が、抗うつ薬で治療可能
な病態であることが明らかになってきたのです。

パニック発作はある一定の時間に、激しい恐怖感や不安感と
ともに次のような身体症状が4つ以上出現します。
 (1)心臓がどきどきする
 (2)ひどく汗をかく
 (3)身体が震える
 (4)呼吸が苦しい
 (5)息が詰まる
 (6)胸の不快感
 (7)吐き気
 (8)めまい、ふらつき
 (9)現実感がない
 (10)狂うと思う
 (11)死ぬと恐れる
 (12)しびれ感
 (13)寒気、ほてり

これらの症状は10分以内にピークに達します。
約30分以内に症状が消えることが多いのですが、時には半日
も持続することがあります。

パニック発作がはじめて起きてから、次の発作が起きるまでの
時間は様々で、多くは1週間以内に2回目の発作が起きます。
だんだん、発作が出現しやすくなり、月に8回以上になること
が多いようです。

パニック発作を1度でも経験すると、命の危険をひしひしと
感じ、発作に対する恐怖感は計り知れません。
発作は突然出現することが多いので、またいつかこの恐ろしい
発作が起こるのではと、常に不安感を持ち続けることになり
ます
この症候を予期不安といいますが、パニック障害では
ほとんどの症例で出現します。

また、パニック障害では多くの症例で広場恐怖をともないます。
広場恐怖とはパニック発作が起こることを恐れ、助けが求め
られない場所や逃げ出すことができない場所にいることを不安
に感じたり、その様な場所を避ける状態です。

飛行機や地下鉄などの乗り物やトンネル、エレベーターなどの
狭い、閉ざされた空間、美容院、歯科医、スーパーのレジの
行列などでパニック発作が出現することが多く、そのような
場所をひどく恐れるようになります。

パニック障害は脳内のセロトニンやノルアドレナリン神経系の
ネットワークの不調によって発現すると考えられています。
したがって、その治療はこれらの神経系を調整する薬物に
よって効果がもたらされます。
治療の基本はパニック発作を完全に消失させることですが、
薬物だけでは不十分なことがあります。
広場恐怖には段階的に恐れている場所を自ら体験する療法
(エクスポージャー)が効果を示します。
パニック障害は症状発現後なるべく早期に専門医によって治療
を受けることが必要です。
治療までの期間があまり長くなると治療効果が不十分で、
いわゆる難治例となることがあるからです。


http://hokkaido.yomiuri.co.jp/karada/karada_030603.htm
[睡眠チャンピオン]

「いつでもどこでも眠れるから睡眠で悩んだことがない。私は非常に健康だ」と
勘違いしている人のこと。

いつでもどこでも眠れる
   >良質な睡眠が取れていない
   >各種病気の予備軍と考えられます。

[必要睡眠時間]
必要睡眠時間は個人差が大きく、5時間で充分と感じる人もいれば、
9時間必要と感じる人もいます。


[睡眠時間と長寿](米国での調査)
7時間睡眠の人が最も長寿でした。
この調査から、6~8時間睡眠が理想(平均)と考えられます。
極端に短い人(5時間以下)、極端に長い人(9時間以上)は、各種病気の予備軍と考えられます。
[心筋梗塞におけるリスクファクター(危険因子)]

睡眠時無呼吸症候群 23.8倍(この条件に当てはまらない人に対して)
喫煙        11.1倍
高血圧       7.8倍(内、何割かは睡眠時無呼吸症候群が誘因)
肥満        7.1倍
単純性いびき症   2.3倍
[睡眠呼吸障害によって引き起こされる可能性のある疾患]

呼吸障害>低酸素>高血圧
   >低酸素>血管の収縮・膨張の繰返し>突然死
   >低酸素>血管の収縮・膨張の繰返し>不整脈
   >低酸素>血管の収縮・膨張の繰返し>血管の損傷>脳卒中
   >低酸素>血管の収縮・膨張の繰返し>血管の損傷>心筋梗塞
   >低酸素>多血症(ドロドロ血)
   >低酸素>インスリン拮抗物質>糖尿病
   >低酸素>脳血流不良>脳神経系疾患
   >低酸素>全身麻酔時の死亡
   >低酸素>乳幼児突然死症候群(SIDS)
   >低酸素>息苦しい>多動性睡眠(寝相が悪い)
   >低酸素>いしばり(歯ぎしりの一種)>原因不明の歯痛


睡眠障害>行動異常
睡眠障害>交通事故
睡眠障害>イライラ>性格変化>脳神経系疾患
睡眠障害>過眠症(ナルコプレシー)
睡眠障害>睡眠リズム不調>不眠症
睡眠障害>ホルモンバランス不調>成長ホルモン減少>低身長
睡眠障害>ホルモンバランス不調>成長ホルモン減少>ストレス抵抗力低
睡眠障害>ホルモンバランス不調>成長ホルモン減少>傷が治りにく
睡眠障害>ホルモンバランス不調>遺伝子の傷が治りにくい>癌化しやすい
睡眠障害>ホルモンバランス不調>NASH(非アルコール性脂肪肝)>肝硬変
[呼吸]

呼吸は随意運動(大脳が命令)と不随意運動(反射)との混合型運動です。
通常は不随意運動(反射)です。

1時間当たり10回以上微小覚醒があると、日中に眠気を感じると言われています。
[睡眠呼吸障害とは]

 気道(空気の通り道が)狭窄または閉鎖
   >呼吸困難
   >脳が睡眠を中断して呼吸するように身体に命令(微小覚醒3秒程度・気が付かない)


呼吸は随意運動(大脳が命令)と不随意運動(反射)とのミックスです。
ほとんどは不随意運動(反射)です。

1時間当たり10回以上微小覚醒があると、日中に眠気を感じます。