「発信」の力 | 優しくて強いサラリーマンになりたい さくら のつぶやき

優しくて強いサラリーマンになりたい さくら のつぶやき

働くって。人間らしくてとても素敵なこと。
良い仕事をするためには人間関係が大事。
わたし、頑張ったなー、と振り返られるような、場所にしたいです。

私が入社5年目の頃、
少しずつ自信をつけて生意気になってきた頃に
当時の組織のトップがこんなことを言っていた。
今も尊敬する上司だ。
 
「情報は発信した人のもとに集まる」
「発信した人に返ってくる」
当時は、「だからなんだ?」と思っていたけど、
当時から尊敬する上司だったので
言うことを聞いて、心にとめて、それを実践してみた。
 
「発信」を通じて、怒られたり、注意されたり、
緊張しすぎて恥をかいたり、脇汗かいたり、
質問をしたことで一人だけわかっていないのが露呈したり、と苦い思いもたくさんしたけど。
 
それでも、自分がやるべきだなと思ったら、
発信役を買って出たり、会議で質問をしたり、ということを心掛けてきた。
 
 
その結果、わかったことひとつめ。
発信することで反応が得られる、ことがもう次の成長・得るべきもの、の道しるべになった
 
この経験から、私が20代の部下に伝えていること
「行動と発言を意識して仕事をこなす」
「たくさんの反応(喜びも痛みも、恥ずかしさも)にぶつかる」
「それを糧に知識と経験を積み上げる。自分のスキルを磨きあげる。」
「これを繰り返すことで知識・経験の多さから、
“信頼される行動”と“説得力のある発言”ができるようになる(こなせるようになってくる)
「組織や顧客、世の中の流れを動かせるようになる」
さらに信頼が集まり、「周囲の協力を得られる人」になる
良い仕事が自然と巡ってくる。
 
そういうサイクルを自分の中で積み上げてきた。
 
長い社会人人生、仕事を与えてもらうのではなく
 
自ら仕事を取れる人材、良い仕事がまわってくる人になったほうが良い
(良いサイクル、を手に入れる)。
 
 
ただし、これを続けることの難しさと大事なこと。。
・伝わっているか、はその場ではわからない。目先の酷評でめげやすい。
 
が、届いている人が必ずいるのであきらめない。勇気を出す
 
 
リーマン後や震災のあとの説明会や協力要請。などで
社内向けに発信をし、
発表内容がよくないとか、わかりづらいとか、いろいろと言われたけど。
5年、10年たってから、
 
「あのころから、さくらさんの発信するものは、意思を感じるから好きでした」
「あなたの発言は聞こうと思った」
「大勢の前で話す立場で大変でしょうに、それでもきちんと対応をしていたのが印象的だった」
と言ってもらえた。
 
 
5年、10年後に言われるなんて・・・。
転勤で久しぶりにあった同期にも・・・
「6年前のあれ、お前、良くやっていたよな。絶対、いろんなことを言う人がいるから大変だったろうけど、言いたいことはちゃんと伝わってきたよ。」と。
 
とても、驚いたし、反対意見の方ももちろんいらっしゃると思うけど
これが発信することで得られるものなんだ、と思った。
その大きさに、とても驚いているし、
感激にちかい。
 
恥をかきたくないし、恥ずかしいし、出たくない・・・と思っても
それでも勇気を出してやることで、「残る」ことはある。
 
だから、20代の部下には全員に、必ず、
何度もこう伝えている。
 
 
もし、今の部署、環境に慣れてしまったり、飽きているのであれば、
「発信の練習」をしていってほしいです。
今の環境で練習をするにはとても良い環境なはず。
いまのうちに・・・。