2023 09 10 ブローニーカメラの整備Ⅱ

 

ブローニーカメラ整備の続きです。撮影用のレンズを通した画像がどのようにフィルムに写っているかを確認するためフィルム代わりのスクリーンを作りました。

0.2mmプラ板にラベルシール(マット紙・ホワイト・ツヤ無し)を張り付けてすりガラス擬きを作りました。接着目には所々気泡が入っていますが、大方OKのグッドアイデアです。

 

これをフィルムケースの受光部にセットします。

 

とりあえず思った通りにいくか試しにリビングにあったくまモンのクッションで試してみました。

 

まずファインダーを覗いてピントを合わせます。

 

距離は5フィート、約1.5mで問題はありません。

 

次に、フィルム側のピントを合わせます。

 

距離は15フィートで約4.5mとなりました。

 

ファインダーで合わせた5フィートの位置は、レンズの回転位置で約1/4周ずれています。

 

どのように位置を合わせようかとレンズ枠を回したり、引っ張ってみたりしている内にカメラの中で何かが落ちる音がしました。????

レンズ周りは分解はしないで、調整出来ればと思っていましたが。仕方が無いので、素人でも弄れる範囲で分解しました。

マスターレンズとシャッター、絞りの部分を分解すると専用の工具も必要になってくるので、ファインダー用のレンズとフォーカシングレンズの範囲を外しました。

 

 

分解して色々と試してみましたが、幸い、部品の損傷は無く、油汚れを掃除して、ネジのゆるみ等を直して復旧することとしました。

原因はフォーカシングレンズと枠を止めているビスのゆるみで、ファインダーレンズの枠を回してもフォーカシングレンズの枠は回るけど、レンズが回っていませんでした。フォーカシングレンズを直接支持している内枠にレンズを前後させるネジが有るので、これが機能しないで、止まったままとなっていました。

ちなみに、途中で脱落した部品は、ファインダーのレンズを内側から止めているスリーブナットで、これも緩んでいたためにファインダーを覗いても正確にピントを合わせることが出来ていませんでした。

原因が解れば、掃除と整備・調整をしながら組み立てることにしました。

ちょっと記事が長くなってしまったので、今日のところはここまでとします。

最後まで御覧いただきありがとうございました。