前回に引き続き「アビヤント」の感想後編です。
ここから一気にサヨナラ仕様になってて泣ける・・・。
第6章(フロマージュ/午前5時)
劇場の楽屋。
第5章までの舞台を終えたという設定で、ガウン姿のとうこさんが化粧台の前で人形を片手に歌う。
人形はとうこさんの初舞台、1991年月組「ベルサイユのばら-オスカル編-」のロケットの衣装を着ている。
自らの初舞台を思い出しながら歌うって趣向になってるんだよね。
で、歌詞がまた泣ける。
様々な想いを胸に 一人新たな世界へ
道に迷い傷つき 涙の夜もあった
とうこさんが役ではなく、自身の心情を歌ってるかのような歌詞で・・・。
早くから抜擢されたものの、トップ就任は同期の春野寿美礼、朝海ひかるよりだいぶ遅れた。
決して順風万帆ではなかった宝塚人生。
たぶん人には言えない悩みもあったんだろうな、と観ていてオーバーラップしました。
そしてそれが終わると・・・。
第6章(フロマージュ/午前6時)
幕が上がり、再び最後の舞台へ。
そこにはあすか以外の星組の面々が勢ぞろいしていて、ゴールドの衣装のとうこさんに向かって対峙するような感じで主題歌の「アビヤント」を歌いだす。
いつかまた アビヤント
巡り合う 約束の合言葉
銀橋に出て星組のみんなを見つめるとうこさん。(この辺コムさん退団公演「タランテラ」を思い出した)
出演者の熱唱は続く。
またね またね
きっと必ず出逢える 信じているから
だから言える さようならと
いつも そばにいるから
次期トップのレオンがとうこさんに上着を着させたり、とうこさんの周りを星組の面々が順番に踊るんだけどあすか以外の退団者が囲むところもあったりしてぐっときます。
ラスト、みんなに見守られる形で階段を登っていくとうこさん。
宝塚では階段を登っていくことは退団を暗示している(この振りがラストになったトップは結構多い)ので、さらにサヨナラを意識します。
とうこさんが階段を登っていった後、出てきたのはあすか。
赤いガウン姿で花束を持っている。
前場のとうこ最後の舞台に駆けつけようとしたが、間に合わなかったらしい。
銀橋で「間に合わなかったのね」と歌い、時の妖精・レオンに頼む。
最後の夢を見せて
と・・・。
第7章 デセール
ファンの想いも重なるこの願いをレオンはかなえる。
大階段に電飾が灯り、その中心に黒燕尾姿のとうこさんが蘇る。
ガウンと花束を脱ぎ捨ててとうこさんに駆け寄る純白のドレスのあすか。
曲は「愛の賛歌」になり、美穂さんのカゲソロの中、デュエットダンスになる・・・。
・・・ここの流れがほんと神で・・・鳥肌たちました。
ご贔屓でやられたら間違いなく泣きます。
それが終わると今度はあすかが大階段を登っていき・・・代わりに黒燕尾の男役と赤いドレスの娘役が現れ、踊る。
まだまだ夢は終わらない。
黒燕尾の場面では踊るとうこさん達のバックでレオンがシャンソンの「そして今は」を歌うんだけど、これまた歌詞が・・・。
あなたを求めても 時間は止まらない
あなたの見えない 世界は闇だ
ファンの気持ちを代弁!って感じでまた泣けるんです。
DVDで著作権の関係でこの場面の歌がカットになるのが本当に残念です。
一人残ったとうこさんはうろ覚えだけど、ガウン姿の時に歌ってた歌を歌い、パレードへ。
パレードのエトワールはあすか。
いつかまた 出逢えるさ 夢舞台
とうあす最後の夢舞台は華やかなうちに幕を下ろしました。
奇しくも今日は星組東京公演千秋楽ですね。
劇場は今頃、さよならショーですごい熱気でつつまれているかと思いますが・・・。
安蘭けいさん、遠野あすかさん、長い間お疲れ様でした。
これからの人生、幸多きことを・・・。